テニス専門店 ウインザー商事「ウインザーラケットショップ」
大阪・梅田店を移転・増床オープン
ウエアを重点強化
update: 2013/10/15
百貨店顧客、学生層を拡充
コーナー展開するウエアブランドは前述の3ブランドのほか、「ヨネックス」や「ウイルソン」「ディアドラ」「バボラ」「アディダス」など、主要なメーカーを網羅する。こうしてアパレルを強化する背景には、先に述べた周辺百貨店でテニス売り場が縮小している状況が関係している。テニスウエアに強かった百貨店の顧客を取り込もうという目的がある。
坂口代表取締役は、「梅田店では、(百貨店顧客と重なる)『エレッセ』や『フィラ』の中心顧客層が取り切れていなかった。同店では40代までの比率は高いのだが、50代を超えると途端に少なくなる。この年齢層を増やしていきたい」と強化ポイントを説明する。また一方、関東の既存店と比べると学生層も少ないそうで、中学・高校・大学生のプレーヤー層を取り込むことで、「さらに売上規模の拡大が図れる」(坂口代表取締役)と分析する。「エレッセ」ブランドの担当者も、こうしたウインザー商事の取り組みに期待を寄せている。
店内には、横浜店と渋谷店だけで展開するテニスラケットの試打スペースも設けた。店員も増やし、ガット張りの専門スタッフを2人配置して、サービス面の強化も図っている。商圏は大阪が中心になるが、広域からの集客を見込んでいる。