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ミズノがランニングフォーム診断システム「F.O.R.M.」をスタート
東西の直営店舗に導入

update: 2012/09/24

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利用客は男性が70-80%を占める

「ランニングステーション」との相乗効果にも 期待がかかる(ミズノ淀屋橋店)

「ランニングステーション」との相乗効果にも
期待がかかる(ミズノ淀屋橋店)

フォーム診断システム「F.O.R.M.」の評判は上々で、導入したミズノ大阪店(大阪市中央区)とエスポートミズノ(東京都千代田区)では、予約が取りにくい状況だという。大阪店の利用客層は80-90%が男性で、30-40代が多い。エスポートミズノは20-60代までと年齢層は幅広いが、男性客が70%を占めるという。

大阪店は中・上級者が自身のフォームを確認する目的で利用するケースと、初心者の比率が半々。エスポートミズノでは初心者ランナーがシューズ購入の際、今後のトレーニングを知る手段として「F.O.R.M.」の診断を受けるケースが多いという。

「F.O.R.M.」の診断、接客を務める松尾奈保子・ミズノスポーツサービス西日本営業第2部営業2課ミズノランニングステーション淀屋橋支配人は、「フルマラソン4時間を目指すランナーがターゲット。記録更新のために利用する方が多い」と話す。

「ランニングステーション」との連動目指す

課題は、「F.O.R.M.」診断を受けた利用者を物販へつなげること。「ランニングステーション」はシューズ販売へ直接つなげられるが、「F.O.R.M.」からの連動性はまだ弱い。

来店するランナーへサービスの一環として実施しているフォーム診断。今後はマラソン大会への出張診断も予定している。しかし店頭では販促に活用しない手はない。

店頭のシューズ、アパレルの売り上げも堅調。今秋に予定されている「大阪マラソン」などとの連動も考えられる。スタートしたばかりのため、どうやって「ランニングステーション」や物販との相乗効果を図っていくのかは現在、模索中である。