TOP > 企業レポート > 帝人フロンティア、スポーツ素材展──サ...

帝人フロンティア、スポーツ素材展──サステナブルへの関心が高まる

update: 2022/08/01

1ページ2ページ次のページへ >
環境配慮型など“サステナブル”製品や 提案への関心が高かった2023年秋冬展

環境配慮型など“サステナブル”製品や
提案への関心が高かった2023年秋冬展

帝人フロンティアが開催した2023年秋冬シーズン向けのスポーツ素材展では、環境配慮型など“サステナブル”(持続可能な)製品や提案への関心が高かった。新たに開発、提案した新素材、環境配慮型スパン調ポリエステル「POLYRHYTHM®」(ポリリズム)も注目を集めたようだ。国外の受注状況は欧米向けを中心に好況が続いている。

コンセプトから製品まで──作り込んだ提案内容が評価集める

来場社からはサステナブルへの関心が総じて高かった。同業他社と比較して、同社の展示会はコンセプトから製品まで「作り込んでいる印象が強い」との意見があり、アパレル各社からの期待感も多いと感じている。

展示会では、新素材の環境配慮型スパン調ポリエステル「POLYRHYTHM®」(ポリリズム)をはじめ、ニットの「RECTAS」(レクタス)や、「ECOPET」(エコペット)などのECOシリーズといった素材が好評だった。

新素材の環境配慮型スパン調ポリエステル 「POLYRHYTHM®」も注目を集めた

新素材の環境配慮型スパン調ポリエステル
「POLYRHYTHM®」も注目を集めた

定番素材では、裏地や中綿で兼用できるほか一枚物でも使用できるなど生地の汎用性が広い「Octa CPCP」(オクタシーピーシーピー)はコスト面の提案も受け入れられたようだ。吸水速乾素材の「CARAT」(カラット)は、“べとつき、汗冷え防止”機能が評価され、ゲージ数や重量などその採用も幅広い。幅広い用途に採用されている「SOLOTEX」(ソロテックス)は、一部が植物由来ということもありサステナブル素材としても注目を集めている。布帛ではストレッチパンツやアウター、セットアップの採用が多く、ニットではジャージー素材が徐々に増えている。