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三陽商会、今秋から「ポール・スチュアート・ゴルフ」を本格展開

update: 2022/04/21

三陽商会は今秋から 「Paul Stuart GOLF」を本格展開する

三陽商会は今秋から
「Paul Stuart GOLF」を本格展開する

三陽商会が2022年秋冬シーズンから、「Paul Stuart GOLF(ポール・スチュアート・ゴルフ)」を本格展開する。今秋の本格立ち上げに先立ち、メンズラインを今春から先行スタートする。エグゼクティブクラスへ向けた「ポール・スチュアート」ブランドのゴルフラインに位置付ける。

今春、メンズを先行スタート

同社では9年前の2013年春、「Paul Stuart SPORT(ポール・スチュアート スポーツ)」のブランド名でゴルフウエアを立ち上げた経緯がある。銀座や青山の直営店をはじめ、東西の主要百貨店でショップインショップを出店していた。それまで主力だった「バーバリーゴルフ」に代わるブランドとして期待が掛かっていた。4年後の2017年2月、当時進めていた構造改革の一環でブランドを撤退していた。

今回の新ラインの立ち上げは、同ブランドにとって5年ぶりの再スタートになる。ターゲット層はエグゼクティブクラスで、「ポール・スチュアート」ブランドの顧客を想定。機能性をベースに、よりファッション性を意識した商品群を提供する。

新ブランドのコンセプトは「CLASSIC(品質と普遍性)、CLASS(上質と洗練性)、COMFORT(機能と快適性)」。上質なデザイン性と機能性の両立を重視する。4月22日から先行展開するメンズでは、ポロシャツやニットベスト、パンツ、キャップなど計25型を企画した。価格帯はカットソーが1万6,500-2万7,500円、パンツが2万7,500-3万3,300円、ニットが3万3,000円(いずれも税込み)。青山本店のほか、同社のオンラインストアでも販売する。

コロナ禍による市況の変化もあり、低迷していたゴルフ市場が活況を呈するようになった。こうした環境の変化を鑑み、再度ゴルフラインを立ち上げるに至った。今秋にはレディスラインも加えて、展開アイテムの幅を拡大する計画だ。販路は外部ECを中心に拡販を進めるほか、「ポール・スチュアート」の既存店やポップアップでの展開も視野に入れている。