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ミズノ、歩行データを計測・記録する「Motion DNA」サービスを開発

update: 2022/03/30

「Motion DNA」。 専用の計測機器を開発した

「Motion DNA」。
専用の計測機器を開発した

ミズノのライフ&ヘルス事業がこのほど、日常生活の質向上をサポートする新しいサービスと製品「MIZUNO ADAPT」(ミズノ アダプト)を開発した。歩行行動を科学的に判定する独自の基幹理論「Motion DNA」(モーション ディーエヌエー)に基づき、運動・歩行に関するアドバイスを提供する。

「MIZUNO ADAPT」という製品群も販売

同社が5年前に着想した「POWERED LIFE」(パワードライフ)を基に、新しい顧客ニーズに向けた新製品・サービスを開発した。様々なエンドユーザーのQOL(クオリティ・オブ・ライフ=生活の質)向上を目指している。その結果、形になったのが、「Motion DNA」と「MIZUNO ADAPT」だ。

「MIZUNO ADAPT」のパワーアシストスーツ

「MIZUNO ADAPT」のパワーアシストスーツ

「Motion DNA」では専用の機器を用い、各人の歩き方、骨盤や膝下の角度などを計測。長さ5m、幅1mの歩行動作を、赤外線を出す専用の機器で記録する。その結果を専用の用紙=フィードバックシートに印刷する。計測したデータに基づき、歩行や運動に関するアドバイスを提供する。

「MIZUNO ADAPT」では、パワーアシストスーツやアパレル、トレーニング用品などを開発した。今年3月から順次、発売。パワーアシストスーツは非電動で金属の“ぜんまい”のバネの力を利用し、身体への負担を軽減する機能を持つ。3.2㎏と軽量で、狭い場所や長時間の作業に向いている。

スポーツシーンで培った機能性やノウハウを、生活シーンへも活用しようという発想だ。ライフ&ヘルス事業部では、「POWERED LIFE」関連商品2025年に170億円の売り上げを目指している。