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チームオーダーウエア専業メーカー
「スクアドラ」ブランドを展開するアクラム
東西で初の単独展示会を開催

update: 2017/03/01

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2002年にスタートしたスポーツチームビジネス

デザイン起こしも自社で担う(本社工場)

デザイン起こしも自社で担う(本社工場)

同社は元々アパレルメーカーのOEM生産を請け負っていたが、2002年に昇華プリントを軸にしたチームウエアビジネスを立ち上げた。当初は小売店のプライベートブランドとして販売していたが、12年にイタリア語で“チーム”の意味がある「スクアドラ」の名前を冠し、自社ブランドとして再スタートを切った。対応できる種目はサッカー、バスケットボール、野球(トップスのみ)などと幅広い。平均的な上代価格は、サッカーで上下1万1,000円前後、バスケットボールは上下で1万3,000円、野球ウエアが1万円。

アクラム、勝谷仁彦社長

アクラム、勝谷仁彦社長


対象にするチームは、有名校や強豪校よりも「一般のチームを主なターゲットにしている」(勝谷社長)。ウエアのほか、チームユースのリュックや小物類、ウインドブレーカーなども扱う。強みは、定番生地を安定的に供給できる点。昇華プリントに適した素材で、タイ・台湾・中国のメーカーと直接、開発している。熱に強いポリエステル素材がメーンだという。25種類前後の生地を展開し、地元・奈良と中国に工場を構える。

今後の課題は、業容拡大に伴う安定供給体制の構築だ。縫製の提携工場を募集中で、現在6-7社の工場が集まっている。季節で変動する受注量を効率良く消化できる体制の構築を進めている。