アディダス ジャパン、京都初の直営店
「アディダス ブランドコアストア 京都」をオープン
update: 2018/11/29
アディダス ジャパン(東京)が11月16日、京都初の直営店「アディダス ブランドコアストア 京都」(京都市下京区四条通寺町)を四条烏丸にオープンした。ランニングなど、最新のデザインを採り入れた内装、および商品ラインナップが特長だ。
ブランドの世界観の演出を重視
「アディダス ブランドコアストア 京都」は、地上2階構造で、売り場面積は356㎡。東京・池袋の店舗に近い規模感だという。既存の直営店同様、「アディダス」ブランドの世界観を発信する基地に位置付ける。周囲にはスポーツ関連ブランドのショップが出店している、京都の“スポーツブランドの一大集積地”である。
同店は、四条通に面しており、徒歩数分で髙島屋や大丸、藤井大丸などの主要な小売店に連絡する有数の好立地にある。ショップのコンセプトは神戸・三ノ宮店など、既存店の構造を踏襲している。
コンセプトは“スタジアム”で、三ノ宮店とベースは同じだ。京都エリアでは、初めての直営店で、店内の構成には地元のニーズを留意した施策が散見される。ショップは地上2階建ての構造。京都という地域を意識して、地元の“ヒヨシヤ”企業と協業した店内の照明カバーなど、同地域ならではの店内演出に留意している。
同店の環境は、インバウンド客が多いため、そういった客層を意識している。品揃えは、1階がメンズ、2階がレディス及びキッズ。トレーニングやアスレチック、ランニングなど、同ブランドが得意とする分野を軸に据えている。
先に開業した神戸・三ノ宮店は好調な推移だという。若い世代に加え、新しい客層──30-40代の来店が増加しているようだ。京都店もそうだが、立地特性により、かなり主要顧客層が変化するようである。
京都店限定の商材も企画した。各地域に根差した直営店を目指しており、京都店でも例外ではない。売れ筋を模索する地道な作業が続くが、いかに、同店の売れ筋・価値観を発信するかが、当面の重要課題だ。