ヨネックス、2022年3月期 第2四半期
各地域・セグメントで復調、増収増益に

update: 2021/11/17

ヨネックスの2022年3月期第2四半期（4－9月）連結決算は、各地域・セグメントで復調し、増収増益を達成した。China（中国）のバドミントン用品、北米のテニス用品が好調に推移した。日本ビジネスも回復し、利益を確保するに至った。

主力のバドミントンが好調な推移

連結売上高は347億8,800万円（57.5%増）と大幅な増収となった。売り上げの回復に伴い、売上総利益率（粗利率）が45.5％（6.3ポイント増）と大きく改善した。販管費率も低下したため、営業利益が41億8,900万円と黒字回復を果たした。

経常利益は43億500万円と大幅に改善。四半期利益33億4,400万円を確保し、黒字決算となった。連結売上高、営業利益共に、第2四半期としては過去最高額を達成した（表1を参照）。

地域別の売上高は、「日本」が188億3,600万円（56.4%増）。営業利益は17億6,400万円と黒字回復した。「アジア」は133億4,400万円（66.7%増）、営業利益は23億3,800万円（118.3%増）と主力地域に成長しつつある。「北米」も14億5,100万円（57.2%増）、営業利益1億7,200万円（529.7%増）と健闘した（表2を参照）。

種目別の売上高は、主力の「バドミントン用品」が193億300万円（70.2%増）と大きく回復した。国内が43億1,500万円（66.0%増）、海外が149億8,700万円（71.5%増）とそれぞれ好調な推移だった。

第2四半期の好業績を踏まえ、通期予測を上方修正している。連結売上高は30億円増の710億万円（37.7%増）。営業利益は15億円増の55億円（432.7%増）、経常利益は15億円増の56億円（207.2%増）、当期純利益は13億円増の43億円（290.2%増）を計画している。