CALLAWAY GOLF COMPANY、2016年12月期 第2四半期
増収増益を達成
update: 2016/09/08
キャロウェイゴルフ、2016年12月期
第2四半期 財務諸表（表1）
CALLAWAY GOLF COMPANY（キャロウェイゴルフ社）の2016年12月期第2四半期決算は、地域ではJapanやRest of Asia、アイテムではIrons（アイアン）やGolf Ballが貢献し、増収増益を達成した。
日本市場、ゴルフボールが健闘
連結売上高は5億1,900万ドル（約534億5,700万円、1ドル＝103円で換算）、1.0％増と微増収だった。売上高総利益率（粗利益率）も2.4ポイント増の46.8％と改善。販売管理費率はほぼ前年比を維持したこともあり、利益が大幅に改善した。前年同期は大幅な減収減益と苦戦したが、業績が持ち直しつつある。
キャロウェイゴルフ、2016年12月期
第2四半期 地域別・部門別売上高（表2）
営業外収益で「ゴルフ関連事業の売却益」を1,766万ドル（約18億1,898万円、同）計上したことにより、税引前利益が増加した。それに伴い、四半期利益も増加している。売上高は2014年度並みに戻っていないが、利益面では同年の水準にまで回復した。
地域別では、主力のUnited States（米国）が2億8,723万ドル（約295億8,469万円、同）、1.2％減と微減収になった。Europe（欧州）も7,482万ドル（約77億646万円、同）、2.7％減と苦戦傾向だった。Japan（日本）は7,982万ドル（約82億2,146万円、同）、14.7％増と好調な推移だった。
品目別では、主力のWoods（ウッド＝ドライバー）が1億3,654万ドル（約140億6,362万円、同）、1.7％減とやや下がった。Irons（アイアン）は1億2,264万ドル（約126億3,192万円、同）、1.5％増と堅調な推移だった。健闘したのはGolf Ball（ゴルフボール）で、8,841万ドル（約91億623万円、同）、5.4％増と堅調だった。
財務面では、自己資本比率が大幅に改善したほか、有利子負債の減少でD/Eレシオも減少し、健全化が進んだ（別表参照）。商品回転率はほぼ前年同期比並み。全体的に改善傾向と言えるだろう。
