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帝人フロンティア、2021年春夏展示会
初のバーチャル展を開催

update: 2020/07/06

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今年前半はコロナ禍の影響を受ける

「SOLOTEX ECO−Hybrid」を採用したアパレル製品

「SOLOTEX ECO−Hybrid」を採用したアパレル製品

同社の機能素材ビジネスはコロナ禍の影響を受け、2019年度の商況は苦戦傾向だった。グローバルスポーツアパレル向けが苦戦したものの、北米のアウトドアメーカー向けや東京オリンピック向けの需要拡大などで落ち込みをカバーした。今後は各顧客が求める商材やサービスを深掘りし、販売力の強化を図る。

2020年度の第1四半期(4-6月)は、やはりコロナ禍の影響を受けた。輸出ビジネスの最盛期を迎える時期と重なり、販売が停滞したようだ。国内も同様の状況で、現在その対策を練っている段階だという。通期の見通しも厳しい実績になると想定しているが、新規開拓は総力を挙げて取り組み中だ。コロナ後の新しい需要を見据え、抗ウイルス加工など新しい切り口の素材を提案する構えだ。過日発表した通電して抗菌性能を発揮する新素材「PIECLEX」(ピエクレックス)もその1つと考えていいだろう。(参考;帝人フロンティア、村田製作所と共同開発 電気で抗菌性を発揮する“圧電”繊維「ピエクレックス」を市場投入: http://www.apparel-mag.com/sbm/article/corporate/1903 )。

同社の「バーチャル総合展 2021S/S」の開催期間は9月30日の17時まで。URLは、 https://www2.teijin-frontier.com/web_exhibition2021ss/ 。特設サイトに仮想のブースを設置し、各種の提案を行う。