ウィッツ、「トヴホ」「ロックデュード」2020年春夏展
新たにレディスラインをスタート
update: 2019/09/13
ウィッツ(京都市)が手掛けるゴルフウエアブランド「トヴホ」と「ロックデュード」は2020年春夏シーズンから、新たにレディスラインを展開する。各ブランド共に、立ち上げからメンズのみの展開だったが、世界観や方向性が固まったため、この段階でレディスを加えて業容の拡大を図る適切なタイミングだと判断した。
「ダンスウィズドラゴン」に続く第2の柱に据える
同社は「ダンスウィズドラゴン」が主力ブランドだ。数年前から、それに続く第2の柱を構築するべく新規ブランドを立ち上げ、業容の拡大を図ってきた。その1つが、2012年秋冬シーズンからスタートした「トヴホ」ブランドだ。藍色を基調に、地元・京都の伝統技術を採り入れた加工、仕上げが特徴である。
「トヴホ」は、ヴィクトリアゴルフが手掛けるセレクトショップ「ダブルイーグル」などで着実に売り上げを伸ばしている。和テイストの世界観が、高感度ゴルファーに浸透してきたようだ。「トヴホ」のレディスは基本的にメンズと同じテイスト。藍色を基調にした和テイストに仕上げている。ワンピースなど、レディス向けのアイテムも企画した。
2020年春夏シーズンへ向けて「トヴホ」は、京都の“松脂”(まつやに)の技術を応用したキャディーバッグを企画、提案した。表面に松脂を塗り、独特の風合いを出した。上代価格は8万5,000円(本体価格)とやや高価だが、付加価値は高い。そのほか同様の加工を施したトートバッグやヘッドカバーも企画した。
「ロックデュード」も「トヴホ」と同時期にスタートした。「トヴホ」とは異なり、艶っぽさを伴ったきれい目カジュアルといったテイストである。一部「ダンスウィズドラゴン」のファンと重複している層があるようだ。「ムータ」ブランドとの協業品にも根強い人気がある。「ロックデュード」のテイストの基本はモノトーン。そこへ明るい差し色を加えるというデザイン構成だ。