ゴールドウイン、「ゴールドウイン」ブランド
スキーウエア 2019年秋冬シーズン展
高機能・高額品を強化
update: 2018/12/18
ゴールドウインは、「ゴールドウイン」ブランドの2019年秋冬シーズン向けのスキーウエアにおいて、高機能・高額品を強化する。また、機能アンダーウエア「C3fit」を「ゴールドウイン」ブランドに包含し、ダブルネームで再スタートを切る。
18年秋冬シーズンは順調な立ち上がり
2018年秋冬シーズンの途中経過は良好だ。スキーマーケットは雪不足のため、盛り上がりに欠けているようだが、「ゴールドウイン」ブランドは堅調である。6-7月の早期受注は前年比30-40%増とシェアを拡大した。特にパーソナルユースが好調で、高額品が数字を伸ばした。
店頭では、例年通り10月ごろから徐々に立ち上がっている。消化は順調で、大手専門店におけるコーナー展開売り場では、前年比20-30%増と健闘している。既存顧客――スキーファンの間でシェアを獲れていることが大きい。シンプル、高機能といった企画面を見直した効果が表れているようだ。
2019年秋冬シーズンは、高機能・高額品を強化する。ハイエンド品の1つが「Ouranos」(ウラノス)ジャケット。2レイヤーの「ゴアテックス®」素材を採用した品番で、開発コンセプトは“圧倒的な暖かさと、雪上での快適性の追求”。保温性を得るために必要な量のダウンを中綿に使用し、かつそのダウンの偏りを最小限に抑える“ダウンバッフル構造”を採用している。腰の部分には、ワイヤで適切なフィット感を提供する「BOA®」システムを採用した。すでにゴルフのスパイクシューズやスノーボードブーツなどでは良く知られたシステムだ。
また、相乗効果を狙い、10年目を迎えた機能アンダーウエア「C3fit」を19年秋冬シーズンから「ゴールドウイン」ブランドへ統合する。「C3fit」のブランド名は残して、「ゴールドウイン」とのダブルネームで展開する。これはすでに「C3fit」の名前が浸透し、固定客が付いていることに配慮した施策。今まで十分に開拓できていなかった新しい“販路”を開拓する目的がある。