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石井スポーツ、来シーズンの新作スキー製品の早期予約販売会「カスタムフェア」を開催

update: 2021/06/09

約70のブランドを集積する

約70のブランドを集積する

スポーツ小売店の石井スポーツが6月4日から、2021/2022年シーズンの新作スキー製品の早期予約販売会「カスタムフェア」を始めた。スキー場や自店舗の売り場を会場にして、主要スポーツメーカーのスキー板、ブーツ、ウエア、アクセサリーなどの早期予約を受け付ける。

「スキーフォーラム2021」は開催中止に

例年、上顧客スキーヤーを対象にした新作の早期受注会は5-6月に開催されている。ボリューム層へ向けた廉価品ではなく、高機能でデザインなどにも工夫を凝らした比較的高額の製品が提案される。スポーツ小売店とも共同で顧客を会場へ招致し、新製品の受注を集めて、シーズンに入る直前の秋頃をめどに納品する流れだ。

顧客層は毎年、複数回スキーに行く“ヘビーユーザー”、学生のクラブ部員、サークル構成員などがメーン。受注生産のため定価で販売できるほか、在庫も残らない。また商品の売れ筋傾向や顧客の意見を直に聞ける場としても活用されている。

同業の複数メーカーが共同で開催するケースや、日本スキー産業振興協会が主催する「SKI FORUM」(スキーフォーラム)、小売店が主催する受注会など様々な形態がある。また、デサントやゴールドウインなど主要メーカーでは、自社サイトを通じて販売するケースも増えている。なお、今年5月29-30日に開催が予定されていた「スキーフォーラム2021」は、コロナ禍を考慮した開催中止となった。

石井スポーツの「カスタムフェア」は、開催会場を替えながら8月末まで五月雨式に実施する予定。「サロモン」「アトミック」「ウベックス」など、約70のブランドを集積する。スキー板をはじめ、ブーツ、ウエア、アクセサリーなど約2万点の製品を早期受注する。