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JSERA、第25回 全国理事長会議

update: 2018/02/27

第25回JSERA全国理事長会議。 全国から各理事長が集まった

第25回JSERA全国理事長会議。
全国から各理事長が集まった

JSERA(日本スポーツ用品協同組合連合会)の平成29年度(2017年度)、第25回全国理事長会議が2月5日、大阪市内で開催され、全国の理事長など約70人が出席した。各地域ブロックの活動報告のほか、組合活動の改善を目的とした「チャレンジ発表」も報告された。

「チャレンジ」も継続取り組み

JSERAは全国のスポーツ用品を扱う小売店で構成する協同組合。複数店舗によるスポーツメーカーからの共同仕入れでコスト削減を図るなど、小売店の活性化やメリットになる活動を進めている。

研修会では、 アシックスの松下氏が講演を行った

研修会では、
アシックスの松下氏が講演を行った

組合の活動をさらに有意義なものにするため、昨年から「チャレンジ」という試みを行っている。これは全国の各ブロックから取り組みテーマを募り、全国理事長会議で審査。優秀な案に対してJSERAから奨励金を授与する。昨年は11件の立候補があった。今年は4つの府県が立候補した。今回は、「スポーツ用品管理アドバイザー」の講習会、経営者・後継者の育成事業(セミナー)を立案した「富山県スポーツ用品協同組合」が優秀賞を受賞した。サービスの質を高めて地域での存在意義を高め、また大型量販店などとの差別化を図る目的もある。

研修会では、「オリンピックへ向けて」と題し、アシックスの松下直樹グローバルスポーツマーケティング統括部長が講演を行った。日本で開催される国際的なスポーツ競技会――2019年のラグビーワールドカップ、2020年の東京オリンピック・パラリンピック、2021年のワールドマスターズゲーム2021関西と3つのイベントが続く。これを「ゴールデン・スポーツイヤーズ」と呼んでいる。今後、数年間に日本においてスポーツに対する関心が高まることが予想される中、健康を維持し、医療費を抑制するという価値観が、「スポーツの存在意義を考える1つのモデルになるのではないか」と松下統括部長は指摘した。