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スポーツ関連企業7社が共同運営──「SIMEx コンセプトショップ大阪」がオープン

update: 2021/06/03

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複数社が協力する珍しい手法

店内は展示、物販を兼ねている (ATOMOSのコーナー)

店内は展示、物販を兼ねている
(ATOMOSのコーナー)

このコンセプトショップは、資本関係のない異なるスポーツ関連企業が共同で管理・運営するという手法を採る。自社ブランドを集めて運営する、あるいは他社品を仕入れて販売するセレクトショップのような事例はあるが、他社が共同でブランドを売り込む試みは珍しい。「目的の1つは、“ファン エンゲージメント”(顧客とのつながりを目指す取り組み)。2つ目はチームによるブランドのブラッシュアップ。“みんなと共同で”各社のブランド価値を向上させる試み」(勝谷 社長)だ。

店内は打ちっぱなしのコンクリートの壁に、木調の什器と観葉植物を配したシンプルな造り。ビジュアルプレゼンテーションにも気を使っている。展示会場、物販、ヨガなどのイベント会場としても活用できるほか、ランニングに向いている――淀川や緑地公園など周辺の環境にも恵まれている。「ランニングイベントの集合場所としても利用することができる」(同)。

売上目標などは掲げておらず、「SIMExの理念に共感できる企業とじっくり取り組む」(同)構えだ。①多目的な店舗である事、②複数企業による共同運営である事、③SIMExという共同展示会を母体にしている事、など従来はあまり見られなかった試みや要素が複数、含まれている。スポーツ業界に新しい一石を投じる事になるだろうか。今後の推移が注目される。──「SIMEx」公式サイト: https://simex-expo.org/