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住友ゴム工業、ダンロップスポーツマーケティング
テニス、「ダンロップ」ブランドへ集約、認知度向上を目指す

update: 2019/07/05

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「スリクソン」から 「ダンロップ」ブランドへ移行した ソフトテニスラケット 「GRALAXEED」シリーズ

「スリクソン」から
「ダンロップ」ブランドへ移行した
ソフトテニスラケット
「GRALAXEED」シリーズ

住友ゴム工業、ダンロップスポーツマーケティングは今後のテニスビジネスにおいて、「ダンロップ」ブランドへ集約し、認知度の向上を目指す。「バボラ」ブランドのラケットの取り扱いが来年6月末で終了するため、自社ブランドの強化を本格化する。

「バボラ」ラケットの取り扱いが来年6月で終了

両社は今年3月18日、バボラ社との間で交わしていた日本市場における同社製品の独占販売契約を、来年(2020年)6月30日をもって終了する旨、発表した。来年7月以降は、新たに設立される「BABOLAT VS JAPAN株式会社」(ジャパン社)が販売を行う。

かねて、世界規模で販売できるブランドの強化は、継続した課題だった。2017年に海外の「ダンロップ」ブランドの事業を買収し、世界規模で同ブランドを扱える素地は整っていた。「バボラ」ブランドの取り扱い終了により、来年下期から本格的に自社ブランド「ダンロップ」に一本化されることになる。昨年12月からは、「ダンロップ」と「スリクソン」のダブルネームのラケットを世界規模で販売し始めている。

現在は「ダンロップ」ブランド集約への移行期に当たる。ボール、シューズは「ダンロップ」ブランドへの移行が済んでいる。デサントがODM生産しているウエアは現状、「スリクソン」と「バボラ」の2ブランド展開だ。今後どうなるかは、現段階では未定だという。