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“着心地を感じる”インナー新生「YG」、
2014年春夏シーズンデビュー
~感じるコットン「YG」~
グンゼ株式会社

グンゼ株式会社(本社:大阪市)は、43年前からロングセールスを続けるメンズインナーの基幹ブランド「YG(ワイジー)」をあらゆる角度から抜本的に見直し、これまでにない視点とアイデアでパターンと素材をイチから開発、フルリニューアルを実施した。肌着のプロフェッショナルとして、綿素材の可能性を最大限に引き出した“絶妙なフィット感”は革新的とも評される新生「YG」。TVCMなどのプロモーションでは俳優、西島秀俊さんを起用し、ビジネスマンの朝を好演、インナーの存在感をクールに強くアピールしている。2014年春夏シーズンからスタートする新生「YG」の年間販売目標は400万枚。2月4日より、全国のRC、NCなど主要小売店で販売されている。

1971年の発売以来、初の「YG」改革

かつて男性の下着といえば、妻による代理購入が一般的だった。メンズインナーという言葉でさえ、定着してさほど時間は経っていない。あるデータによると、年齢を問わず、ファッションやインナーに対する男性たちの意識は大きく変化しており、関心や興味の高さを裏付けるニーズも確実に変化している。

インナーウエア事業本部MD本部 メンズ&キッズMD部 武安 秀俊氏

インナーウエア事業本部MD本部
メンズ&キッズMD部
武安 秀俊氏

背景には、近年のクールビズやウォームビズなどにより、ビジネスマンに対応したファッションやスタイル、機能インナーなどが多様に登場し、大ヒットしたことで一気にマーケットが広がった。男性たちは、機能インナーを着用することでそれまでの悩みの多くが解消されることを肌で感じたわけだ。結果、男性自身がインナーを選び始め、今では本人購買が60%以上を占めると言われている。ただ、年間の購買回数は平均4回、半年に2回程度にとどまっている。いかに購買頻度を高めるかという取り組みが、今後、ますます重要になってくるだろう。

ここ数年、グンゼ株式会社では、男性におけるインナー選びのニーズ変化に着目してきた。そこで、メンズインナーの基幹ブランド「YG」のメインターゲットである、40代を中心とした35~55歳の男性たちがインナー選びに対して、どのようなニーズやこだわりを持っているのか、何を重視してインナーを選んでいるのか、などを改めて調査した。 どの世代でもダントツに高かったのが、「着心地の良さ」を求める傾向だという。”着心地“は感覚的なものであり、個人差がある。本来、数値化することはむずかしいと言われてきた。だからこそ、長年、人間工学や生理人類学の視点で肌着を開発してきた同社が“着心地”の正体をあきらかにすることは、新生「YG」開発の突破口となるはず。そこから、開発チームの新たな挑戦が始まった。

「YGはブランドとして認知度が予想以上に高かったのでブランド名は変えなかったものの、製品についてはすべてを見直し、まったく新しいものとして開発しました。開発ではまず、“着心地がいいとはどういうことか”、“着心地の良さは何から来るのか”を追求し、深堀するため数百名に及ぶ調査を実施しました。その中で浮上したのが、“フィット感とやわらかさ”というキーワードでした。カラダをやさしく包み、絶妙にフィットして心地良い。そんな着心地の良さを感じるヒミツがアルゴフォルムカットで実現したフィット感であり、コットンを科学して開発した軽く寄り添う綿のやわらかさです」

こう話すのは、アパレルカンパニー インナーウエア事業本部MD本部 メンズ&キッズMD部の武安 秀俊さん。

”絶妙なフィット感“と”やわらかさ“

新生「YG」の商品特長は、大きく2つ。ひとつは、①「絶妙なフィット感をもたらすカッティング」=アルゴフォルムカット、もうひとつが、②「やわらかさを実現する綿素材」=甘撚りコンパクトスピン糸。

一般的に平面的なカッティングが多い従来のインナーは着用時に首や肩に着圧が偏り、締め付けを感じる傾向にある。その点、「YG」は首から肩へかかる着圧を減少し、体全体を包み込むような、ほどよいフィット感を「アルゴフォルムカット」によって実現、今までに感じたことのない、心地いい着心地を生み出している。

インナーウエア事業本部MD本部 メンズ&キッズMD部 岡 茂氏

インナーウエア事業本部MD本部
メンズ&キッズMD部
岡 茂氏

「肌着の着用時の着圧を計測する最新のシミュレーションを駆使し、体のラインに合わせて着圧を均一にし、ほどよいフィット感を生み出す独自パターンをつくりあげました。そのためのパターン修正作業を数ミリ単位で数百回繰り返しました。実際、数ミリ単位の変化は目に見えない差ですが、”着心地を感じるインナー“というキャッチコピーの通り、着用していただければわかる大きな変化です。それをデータによる裏付けや根拠によって示すことで、ストーリーとして店頭でも伝えやすくなります。今回のパターンも素材も、YGのためだけに開発した独自のレギュレーションです」

こう話すのは、アパレルカンパニー インナーウエア事業本部MD本部 メンズ&キッズMD部の岡 茂さん。

そしてもうひとつの要素、「やわらかさを実現する綿素材」の開発でも糸と生地づくりにこだわり続けた。

「カラダ全体を包み込むフィット感を打ち出すため、身体のラインに合わせて着圧を均一にするアルゴフォルムカットを独自に技術開発しました。そして、実際には何がどうなのか、目に見えない着心地を当社の肌着研究施設「快適サイエンスラボ」で徹底的に評価、分析。“カラダをやさしく包み込み、絶妙なフィット感を実現したインナー”に着心地の良さを感じること、そして温暖湿潤な日本の環境では“むれにくさ”が重要で、”綿“が最適という結論に達しました」(岡さん)

綿100%の生地づくりではまず、糸の選定から取り組んだ。上質なアメリカン綿を使い、同社にしかできない生地のやわらかさを実現しようとしたのだ。同社独自の耐久柔軟仕上げを施すことで、綿100%のやわらかさが長持ちするという。

ところが、である。 これだけでは、今までにない究極のやわらかさを実現することにはならない、というのが「YG」開発チームの見解だった。

「何度もミーティングする中で、原料段階から何かできないか、という視点が出てきて、撚り方を変えてみたらどうだろう、というアイデアに発展しました。もちろん、甘く撚りすぎたら素材として弱くなり、毛玉になりやすくなるなどリスクもありましたが、ちょうどいい加減のバランスを見つけ出すために本当に苦労しました。特殊な紡績方法から開発した甘撚りコンパクトスピン糸はこれまでにない発想を形にしたものですから着用時の検証や、生地・製品としての評価を快適サイエンスラボで行い、結果をフィードバックしてもらってまた修正するという繰り返しでした」(武安さん)

“COTTON100%”を軸にした3つのカテゴリー

「COTTON100%」のシリーズでは、甘撚りコンパクトスピン糸によってこれまでにないやわらかい風合いを実現。肌着のプロフェショナルとして“COTTON100%”の王道を極めることは、機能性が重視される時代にあっても同社としては価値あること、長年の開発実績がものをいうからだ。

「肌着の素材選びのポイントを聞いた調査では、綿100%にこだわりを持つ方が35%といまだ根強い中、年間を通して吸汗速乾にこだわる方は65%という結果でした。つまり、綿100%も、綿と合繊の組み合わせによる機能インナーのどちらもYGのターゲット世代でニーズが高いということになります。だからこそ、YGでは“COTTON100%”の商品を軸に、カテゴリー別の製品構成を考えました」(岡さん)

新生「YG」の製品ラインナップは以下のとおり。

■COTTON100%

年間商品。カラダのラインに合わせ着圧を均一にすることで「絶妙なフィット感」を実現。首から肩へかかる着圧を減少。全体に包まれるフィット感で着心地の良さが向上。特殊紡績手法でやわらかい風合いを実現。毛羽も少なく生地に光沢感を与える甘撚りコンパクトスピン糸が特長。
全6アイテム。本体:綿100%フライス、耐久柔軟仕上げ/抗菌防臭機能が付加されている。
①クルーネックTシャツ(800円+税)、②VネックTシャツ(800円+税)、③タンクトップ(800円+税)、④Vネックスリーブレスシャツ(800円+税)、⑤UネックTシャツ(800円+税)、⑥ニーレングス(前あき/900円+税)

■DRY

年間商品。伸縮し、肌にほどよくなじむフライス素材、アルゴフォルムカットを採用。余計なテンションがかからず、絶妙な着心地を実現。素材は羽のように軽く上質な繊維「マイクロ モダール®エアー」を使用することで、一年を通して吸汗速乾とムレ緩和に優れているのが特長。
全4アイテム。本体:ポリエステル40%・綿30%・レーヨン30%(マイクロ モダール®エアー/綿フライス)、耐久柔軟仕上げ/抗菌防臭機能が付加されている。
①クルーネックTシャツ(800円+税)、②VネックTシャツ(800円+税)、③VネックTシャツ(短袖)(800円+税)、④Vネックスリーブレスシャツ(800円+税)

■DRY&COOL

夏用商品。カラダのラインに合わせ着圧を均一にすることで「絶妙なフィット感」を実現。首から肩へかかる着圧を減少。全体に包まれるフィット感で着心地の良さが向上。素材は羽のように軽く上質な繊維「マイクロ モダール®エアー」を使用、極上のやわらかさを実現。機能性では合繊をバランス良く組み合わせた吸汗速乾性の高いサラッとした肌触り、湿気を吸ってはき出す能力が高いためムレ緩和などドライ感を重視。また、繊維がニオイの成分を吸収し不快なニオイを抑える消臭、部屋干しによる生乾きの原因のひとつ、細菌の増殖を抑える効果などで清潔感を打ち出している。
全5アイテム。本体:ポリエステル40%・綿30%・レーヨン30%(綿/マイクロ モダール®エアー/鹿の子(抗菌防臭+消臭/部屋干し対応)綿フライス)
①クルーネックTシャツ(1000円+税)、②VネックTシャツ(1000円+税)、③Vネックスリーブレスシャツ(1000円+税)、④VネックTシャツ(短袖)(1000円+税)、⑤ニーレングス(前あき)

■BOXER BRIEF

・COTTON100%…全4型。本体:綿100%(フライス/耐久柔軟仕上げ・抗菌防臭)。①ボクサーブリーフ(前あき、800円+税)、②スタンダードブリーフ(前あき、700円+税)、③セミビキニブリーフ(前あき、700円+税)、④スタンダードブリーフ(前あき、700円+税)
・DRY…全1型。本体:ポリエステル40%・綿30%・レーヨン30%(フライス/耐久柔軟仕上げ・抗菌防臭)。①ボクサーブリーフ(前あき、800円+税)
・綿混ストレッチ…全3型。本体:綿95%・ポリウレタン5%。①ボクサーブリーフ(前あき、800円+税)、②ボクサーブリーフ(先染ボーダー、前あき、800円+税)、③ボクサーブリーフ(先染ボーダー、前あき、800円+税)
・立体成型…全2型。本体:ナイロン95%・ポリウレタン5%(成型ジャカード)。①ボクサーブリーフ(ボーダー、前とじ、800円+税)、②ボクサーブリーフ(縦ストライプ、前とじ、800円+税)

手頃感のある800円は譲れない…

“ミリチェンジャー”とは洋服の世界でよく使われる言葉だが、肌着においても今や、ミリ単位にこだわった着心地の良さが求められている。今回の「YG」開発でも、要した日々は地道な作業の連続だったに違いない。諦めかけたことはなかったのだろうか。

「苦労というか、もっとも大変だったのが、コストダウンでした。一人でも多くの方に手に取っていただけるようにするには、これまでの当社の肌着よりもワンマーク近くプライスダウンし、手頃感を打ち出す必要がありました。品質と価格の両立は言うほど容易ではありません。製造現場での生産性や効率のアップはもちろん、原材料の調達ルートや量確保による原価交渉、さらに生産地についても徹底的に見直しました。通常、これ以上はムリというところを、もう一歩踏み込んでいきました。ここまでか、と思ったこともありましたが諦めなくて良かった(笑)」(武安さん) 新生「YG」は、「Young mind,Gentle Style」をブランドコンセプトに、“さりげなくここちよく、内側から装う”という意味を込め、“自分らしく生きる生活者”をブランドキャラクターとして設定している。 ブランドのロゴも一新し、「YG」の下に「Cotton Professional」を明記。綿にしか実現できない着心地があること、そしてその着心地は、肌着のプロフェッショナルとして長年の開発技術を有する同社にしか生み出せない究極の結集であることを示している。さらに、肌着の着心地を、Cottonを進化させることで実現する「Cotton Professional」のコンセプトはお客さまに対する約束であり、つねに進化し続ける姿勢から新生「YG」が生まれたといっても過言ではない。

とはいえ、究極のカッティングで仕上げた着心地も、綿素材のやわらかさを最大限に引き出した素材感も、そして、新生「YG」のコンセプトも周囲に理解してもらうのは簡単ではない。

「そうですね。機能性を打ち出す肌着が多い中、あえて綿素材の肌着を年間商品として提案しても目新しさはありません。社内はもちろん、店頭でお客さまに納得して購入いただくのは大変です。でも、綿でしか表現できない着心地があること、そして、その着心地は綿の商品開発で長年の実績がある当社にしか出せないものであると確信しています。新しいYGのストーリーには、しっかりとしたデータや裏付けがあるからこそ、店頭でも伝えやすいと訴え続けました。販促面では俳優の西島秀俊さんのキャラクターとともに、“感じるコットン”というメッセージを独特の演出から発信しています」(岡さん)

同社では通常、新商品は半年を開発期間としているところ、新生「YG」は1年をかけてようやく完成した。「快適工房」、「BODY WILD」に次ぐ、第3の柱として「YG」を位置づけ、2014年春夏~14/15年秋冬シーズンまでの年間販売目標として400万枚を想定している。着心地と機能にこだわった「YG」は、時代のニーズとともに進化し続けている。

(田中 千賀子)

【グンゼYG・TVCM】
西島秀俊TVCM「アルゴフォルムカットの絶妙なフィット感」

【グンゼお客様相談室】
フリーダイヤル 0120-167874(平日 9:30~17:00)
■ GUNZEホームページ http://www.gunze.co.jp/
■ GUNZEストア http://www.gunze-store.jp/

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