ホグロフスジャパン
大阪・梅田の「アルビ」に「HAGLOFS OSAKA」をオープン
関西の旗艦店に位置付け
update: 2013/10/07
ホグロフスジャパン(東京)が10月4日、大阪・梅田の商業施設「アルビ」内に、関西初の直営店「HAGLOFS OSAKA」(ホグロフス大阪)をオープンした。東京・原宿店に次いで2店舗目で、関西の旗艦店に位置付ける。
今春、代理店を通じた卸主体の展開から、ジャパン社が卸および店舗運営を手掛ける新体制に改めた。2013年シーズンは180社、250店舗で展開する計画を立てている。卸ビジネスの傍ら、直営店やショップインショップの展開も推し進める。売上推移はほぼ予定通り。山ガールブームでリピーターになった顧客層が中級レベルに達し始めており、商品に専門性を求めるユーザーが同ブランドを求めるようになってきたという。
原宿に続き、大阪にも直営店を開設した。店舗面積は20坪。原宿店は37坪と大きいが、効率面では大阪店が理想的な規模だという。内装はアジア地域における新しいコンセプトショップのものを採用した。ブランドカラーの白と黒を基調に、内装や什器には木目調を取り入れている。品揃えは原宿店と同じ。顧客層は30-60代と幅広い年代を想定している。商圏は神戸や京都まで関西一円をカバーし、アウトドア志向者層をメーンターゲットに据える。
取り扱い商材はインポート品がメーンで、アパレルをはじめ、バッグ類などのアクセサリーもラインナップする。
アウトドアのイメージ発信
日本ではスキーウエアのイメージが強いため、原宿や今回の大阪店では、本国・スウェーデンで発信されているアウトドアの世界観を改めて強化する。「アルビ」には同ブランドのほか、「モンベル」「コロンビアスポーツウェア」「エーグル」「マーモット」「フォックスファイヤー」などアウトドア関連ショップが集積。出店環境としては申し分ない。
大阪店がオープンした同じ日に、東京・新宿の「ビックロ」内にオープンした「石井山専」にショップインショップを出店した。インショップの既存店は、大丸東京店の「ICI石井スポーツ」店、東京・吉祥寺の「ICI吉祥寺」店。今月11日には、札幌の「サッポロファクトリー」内にインショップを展開する。広島パルコ内にも出店計画がある。今後は直営店を年に1店、インショップは年に2-4店のペースで出店を計画している。
大阪・梅田には、今年4月に開業した複合商業施設「グランフロント大阪」をはじめ、アウトドア関連テナントが集積している。競合が厳しくなっているが、「梅田地区の集積度アップはむしろプラス」(遠藤英顕ゼネラルマネージャー)と考えている。商圏全体の集客度が高まると想定するためだ。