ダイワボウアドバンス テニスウエア「フィラ」2016年春夏シーズン
スポーツ量販店の拡販を強化
update: 2015/08/25
ダイワボウアドバンスが企画・生産し、ゼットが総代理店を務めるテニスウエアブランド「フィラ」の2016年春夏シーズンは、プレーを意識した「パフォーマンスライン」において、スポーツ量販店への拡販を図る。テニス専門店系列で順調な推移を続けており、さらに売上規模の拡大を狙う。
今シーズンは40-50%増の見込み
総代理店のゼットによると、2015年度の売上見通しは対前年比40-50%増の計画だ。2013年シーズンからライセンシーを変更して、再スタートを切った同ブランド。昨年度は9%増と堅調な推移で、売上規模も10億円(上代ベース)と着実に拡大しつつある。
往年の定番ブランドとして知名度が高い「フィラ」。40-50代などのミセス層からの支持が多いようだ。錦織圭選手の活躍をきっかけに活性化しているテニス市場だが、ウエアではこうしたミセス層がけん引役になっているとみられる。毎シーズン、花柄や昇華プリントなどデザイン性を意識した商材が人気だという。
16年春夏では、軽量ニット、「クールマックス」、吸湿速乾素材を使用したプレーを意識したウエアを本格的に提案する。デザインは「F」のロゴマークを付けたファッション性を加味したアイテムに人気がある。手袋などのアクセサリーも強化する。
現在の販路はテニス専門店が主体。毎年、10軒前後のペースで取扱店が増えている。16年春夏シーズンでは、プレーを意識した「パフォーマンスライン」において、スポーツ量販店への拡販を図る。16年春夏の売上目標は15年春夏対比で30%増の計画だ。