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エスエスケイ「ヒュンメル」2026年秋冬展──インドアシューズにも力を入れる

update: 2025/12/03

2ケタ増と好調を持続している

2ケタ増と好調を持続している

エスエスケイの手掛ける「ヒュンメル」ブランドの2026年秋冬シーズンでは、インドアシューズにも力を入れる。選手の意見を採り入れた製品作りを継続する。アパレルでは、残暑対策アイテムを充実している。

前期は18%増と健闘

前期(2025年7月期)は、対前年比18%増と好調な推移だった。おしなべて健闘したが、一般スポーツ店向けのトレーニングウエアやユニフォーム関連が好調だった。今期は足元を固める時期に位置付け、伸び率は10%弱にとどまる見通しだ。足元の25年秋冬は残暑の影響で当初は苦戦したが、その後盛り返し、健闘している。

26年秋冬シーズンでは、インドアシューズを本格的に強化する。フットサル、バレーボール、ハンドボールなどが主要な強化種目になる。トップの選手層の開拓に再度、力を入れる。サッカーではボリューム層を意識した廉価品を拡充する。また、ブランドが持つレトロなテイストを採り入れたスパイクシューズも企画した。既存市場には少ないタイプのデザインで、新しいファンを取り込む狙いがある。

また、販路やアイテムの拡大を目的として、新たにライセンスビジネスも展開予定だ。ブランドの世界観を活かしつつ、新規の顧客開拓にも取り組む。今後は売り上げを安定させる時期ととらえ、次の成長への地盤固めを推し進める。