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『イベントレポート』
SKI FORUM 2011
震災の影響最小限に、スキーファン集まる

update: 2011/06/06

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ウエアはプリント柄、ビビッド系が増える

フェニックスのデモモデル

フェニックスのデモモデル

フェニックスのデモモデル

デサントは3シーズン振りにスキーウエアのレディスモデルを「クリティカルポイント」ラインで復活させた。ジャケット、パンツ双方に花柄を取り入れたポップな仕上がりである。スノーボードウエアではよく見かけるデザインだが、スキーウエアではあまり見掛けない。機能性は標準装備。早期受注の新モデルには、ブーツやリフトに接することの多いパンツの裾部分の傷を軽減する「CUSHION PAD」(クッションパッド)を採用した(実用新案申請中)。裾の後ろ側に内蔵されており、内と外からの損傷を緩和する機能だ。「DEMO」(デモ)モデルは立体に見えるプリント柄が一押しアイテム。ジャケットとパンツに同様のプリントを施しているワンピース様のデザインである。レディスモデル「クリティカルポイント」の上代価格はジャケットが3万7800円、パンツが3万3600円。「デモ」のジャケットが4万4100円、パンツが3万3600円(いずれも税込み)。

ゴールドウインのスキーウエアは「RACING」(レーシング)、「DEMO」(デモ)、「EDGE」(エッジ)の3つのラインを展開。レーシングは機能性の宝庫である。肩・首周り、背中、脇など動く場所に適した素材を使い分けている。例えば脇にはストレッチ性素材、肩・首周りには保温素材といった具合。ここでも裾の傷を軽減するパッドを採用している。適度な反発性に仕上げたポリウレタン製のパッド「INVISIBLE EDGEGUARD」(インビジブル・エッジガード)で、裾の裏側のポケットに内蔵する(特許出願中)。また、レーシングやデモのデザインはシャープさが基本。デモでは近年、主流の身体を真っ直ぐにして滑る姿勢がきれいに見える切り替えやシルエットに仕上げた。

ミズノのデモモデル

ミズノのデモモデル

ミズノのデモモデル

興味深い動きはエッジ。非対称デザインのジャケット、蛍光色系の色目など、個性を発揮するラインである。パウダーやバックカントリーなど新しいシーンで注目されるようになってきた。技術追求型のスキーヤーはジャストサイズで着るが、個性を求めるスキーヤーはオーバーサイズで着こなすそうだ。上代価格はレーシングのジャケットが6万5100円、パンツが3万7800円、オーダー対応ジャケットが5万1450円、デモのジャケットが4万円前半~半ば、パンツが3万円前半と後半、エッジのジャケットは4万円前半、パンツが3万円台前半(いずれも税込み)。

フェニックスは動きやすさを追求したデモモデルを企画した。ストレッチの利いたライナー(裏地)、防水、立体裁断、レーザーカッティング、など様々な機能性を盛り込んだ。技術選手権に出場の選手が着用したデモモデルの上代価格がジャケットで4万円台、パンツが2万円後半~3万円前半(いずれも税込み)。通常のデモモデルがジャケットで2万9400円、パンツが2万2050円(同)。

オンヨネのアシンメトリージャケット

オンヨネのアシンメトリージャケット

オンヨネのアシンメトリージャケット

ミズノは軽量化(従来品の約15%アップ)とストレッチ性(同約25%アップ)の向上に眼目を置いた。また皮膚の伸びる方向を考慮した「D.F.カット」も採用している。デモモデルでジャケットが4万2000円、パンツが3万4650円(いずれも税込み)。オンヨネはジャケットの前身頃が左右非対称のシェルジャケットを提案した。上代価格は2万3100円(税込み)。パンツは2万円後半(同)。