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『企業レポート』
ミズノの2011年度アパレルビジネス
国内売り上げ390億円を目指す

update: 2011/08/01

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独自機能を強化

定番の「MIZUNO PROFESSIONAL」

定番の「MIZUNO PROFESSIONAL」

ミズノのアパレルでは「FEEL(感性テクノロジー)」「FIT(動的テクノロジー)」「FUNCTION(素材テクノロジー)」の3つの頭文字「3F」が企画のコンセプト。「FEEL」では「アスリートの気持ちを鼓舞する」デザイン性を重視する。前述の「MIZUNO COLORS」などがその一例だ。「FIT」はパターン技術。同社独自の理論「ボディマッピング理論」で、発汗しやすい身体の部分と凹凸を考慮して、機能素材の配置を考える。ウエア内の環境を快適に保つ機能を発揮する。また、「DynamotionFit」は運動時の各部の動きを解析し、動きやすいウエア構造だ。「FUNCTION」は機能素材のバリエーション。「MIZUNO PLUS」という提案方法で、クーリングや撥水・防風、防水、保温など、9種類の機能性に分類。視覚的にも分かりやすくしてある。

生産拠点をグローバル化

アパレルの生産拠点の再編も進める。50%を占める中国の比率を段階的に減らし、インドネシアとタイをグローバル供給の拠点に位置付ける。生産比率を13年度には10年度との比較で、中国を50%から37%へ減らす一方、インドネシアは6%から20%、タイは10%から14%へ増やす計画だ。ベトナムも5%から8%と微増の計画。日本は21%から14%と比率が減る。