デサント アスレチックビジネス2015年春夏 方針
棚卸資産を抑制し、消化率向上を目指す
update: 2014/07/31
商品投入量はほぼ横ばい
「アリーナ」のグローバルモデル
「POWERSKIN CARBON−FLEX」
15年春夏シーズンでは、強化ポイントを絞り込み、強化アイテムを明確にして初夏率の向上に努める。「デサント」ブランドの15年春夏の投入商品量（国内）は100％と前年並み。主力スポーツチェーン店でシェアを高めつつある「TOUGH」（タフ）シリーズをさらに強化する。綿ライクなポリエステル100％素材「フィールフィット」を採用したシリーズで、耐久性のあるスポーツウエア群。ポロ、スウェット、フリースにTシャツを加え、拡販を図る。
「ルコック」の15年春夏計画は100％と前年並み。海外を含めたグローバルキャンペーンを展開すると同時に、柔らかく着心地の良い機能素材「Douce mode™」（ドゥース モード）を展開する。また、9年ぶりにテニスカテゴリーを復活。シンプルなデザインで30代前後のテニスプレーヤーへアピールする。初シーズンの商品量は2億5,000万円（上代ベース）の計画。3年後には3億5,000万円（NET）の売り上げを計画している。
「アンブロ」は商品量を98％とやや絞り込む。好調なレディスやキッズを継続強化するほか、主力の1つ練習ウエアやチームウエアを見直した。15年春からデサントコリアでの販売もスタートする。初シーズンで1－3店の直営店を出店予定。サッカー専門店を対象に卸ビジネスも展開する。
「アリーナ」は101％の商品量。今回、初めて本国の「アリーナ」が開発したレーシング水着「POWERSKIN CARBON－FLEX」（パワースキン カーボン・フレックス）を展開する。ポリエステルにカーボンを含有した糸を格子状に配置し、コンプレッション効果によりパフォーマンスをサポートする機能を持つ。上代価格はレディスが6万4,000円、メンズが4万4,000円（いずれも本体価格）。
「スキンズ」は127％の商品量。ハイエンドモデル「A400」に加え、日本（アジア含む）向け企画の「マルチスポーツコンプレッションウェア」を新たに展開する。段階着圧、UVケア、速乾が基本機能で、学生や若年層や多競技など新規ユーザーの獲得を目指す。
