TOP > 企業レポート > デサント 2014年春夏 シューズビジネス ...

デサント 2014年春夏 シューズビジネス
前年比105%を目指す
「デサント」「イノヴェイト×デサント」の伸びに期待

update: 2013/06/17

< 前のページへ1ページ2ページ

「アクセレイター」をフルモデルチェンジ

ラインナップを見直した「アンブロ」 (写真は14年春夏モデル「アジリード」)

ラインナップを見直した「アンブロ」
(写真は14年春夏モデル「アジリード」)

14年春夏の「ルコック」は「ヘリテージ」ラインでランニング、トレーニング、ゴルフといったスポーツシーンのテイストをカジュアルシューズに落とし込んだデザインを提案する。「ルコック」のゴルフシューズは現在ライセンス生産だが、この「ヘリテージ」では街履きが中心。ゴルフシューズの機能を兼ね備えるがスポーツライフスタイルを意識している。また「フェミニン」では奈々緒に変わる新しいイメージキャラクターの起用も計画している。

「アンブロ」では、ジュニアを含め商品ラインナップを見直し、「アジリード」「アクセレイター」「ジオメトラ」の3ラインにサッカーを集約した。最強化商品は日本企画モデル「アクセレイター」でフルモデルチェンジを実施。フィット感とグリップ力、屈曲性を兼ね備えつつ、30%の軽量化を実現した。インソール材とフォーム材を改良し、アウトソール成型に硬度の異なる樹脂を使って屈曲性を向上させた。契約選手で日本代表の1人、遠藤保仁選手が、今まで履いていた「ジオメトラ」からフルモデルチェンジを機に「アクセレイター」に乗り換える。なお、フルモデルチェンジした「アクセレイター」のデザインは市場投入まで非公開だという。

「デサント」のランニングシューズ

「デサント」のランニングシューズ

「デサント」ブランドでは、バレーボールでジュニアサイズを追加し、ランニングでは初級から上級者までのモデルが出揃った。韓国デサントのデザインセンターで企画したモデルを採用した。「イノヴェイト」はトレイルランの関連大会をサポートし、グラスルーツでの認知度向上と店舗数の拡大を目指す。

14年春夏のシューズビジネスは計画105%の内訳は、「ルコック」が100%と横ばいだが、これは従来日本企画を販売していた中国国内向けに現地企画を増やしていくための影響。国内だけでは110%の増収を計画している。「アンブロ」は横ばいの計画で、来年開催されるワールドカップモデルは14年秋冬シーズンに展開する。「デサント」「イノヴェイト×デサント」370%とまだまだ発展途上のブランドだ。