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デサントが中期経営計画を発表
売上高1,200億円、営業利益80億円を目指す

update: 2013/05/27

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成長分野はアスレとアジア

新中計の主たる成長エンジンの1つはアジア市場。カテゴリー別では、アスレチックが主力になる。最終年度の連結売上高1,200億円のうち、アスレチックが730億円(13年3月期は544億円)、ゴルフが340億円(同300億円)、アウトドアが130億円(同75億円)。アスレチックが約60%を占める構図だ。

アジアのデサントコリアの成長は当面、続くとみている。東南アジアなど新規市場の開拓も進めるが、収益の柱になるのは韓国、中国になるようだ。欧州の成長予測も大きくはない(13年3月期実績が16億円)。また、国内は最終年度で590億円(同558億円)と手堅い数値目標。急に売り上げが伸びることはないと見るが、健康関連市場は伸び代があると分析する。

石本雅敏・次期社長は、新中計について、「キーワードは『デサント』ブランド、アジア、アパレル、リテールの4つ」と語った。どこで収益を伸ばすのかが明確になった。後は実行に移すだけである。