ゼット、2013年春夏 自社ブランド方針
野球「ゼット」――一押し明確化、「コンバース」――プラクティスウエアを強化
update: 2012/06/18
ジュニアへ向けて、赤星憲広氏とコラボ
ジュニア層へ向けて来春から、「レッドスター プロデュースシリーズ」を本格展開する。今回はグラブ、バット、シューズと初めてトータル展開する。
「コンバース」は市場シェア20%目指す
バスケットボールのシリアス層を対象にする「コンバース」は目下、好調である。2011年シーズンは5.3%増と堅調な推移だった。数年来、シリアス層のニーズをくみ取る地道な努力を積み重ねてきた成果が売上数値に反映されている。
増収した5.3%の内訳は、プラクティスパンツが30%増とけん引役になった。また機能ソックスも30%増と続伸した。Tシャツも18%増だった。その半面、ゲームウエアが8%減と苦戦した。昇華プリントものは18%増と好調だった。ウオームアップは2%減。
今シーズンも基本スタンスは変わらない。現状15.4%の市場シェア(バスケットボールのアパレル)を持ち1位にいるが(矢野経)、さらに確固たる地位を目指して20%を目指す。強化点はチームで、再度既存顧客であるチームやプレーヤーの取り込みに力を入れる。
今回は練習着の上下が重点アイテム。スポーツのトレンドがストリートに変化してきているため、バスケットボールの盛んな米国・ロサンゼルスとラスベガスをテーマにし、カジュアル要素を取り入れた。
トップスの裾に特徴があり、バスケットボールを模した円状のサテン地を切り替えで付けた。後姿のアクセントになる。ボトムスのショートパンツは3600円(税抜き)と買いやすい価格に抑えた。
チーム対応で今まではオンコートのプレーに関するウエアを企画・提供してきた同ブランド。新しい市場の広がりを期待して、来年にはオフコートのウエアを提案する計画だ。チームをオンとオフ両面からサポートすることで、シェアアップを目指す。













