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ミズノのゴルフビジネス
カスタムクラブを幅広い“熱心な”ゴルフファンへ拡大

update: 2018/02/19

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トータルアイテムで強化図る

「ミズノ プロ」に加えて今年3月16日、新モデルの「ミズノ GX(ジーエックス)ドライバー」を発売する。これは「ミズノ プロ」と異なり、オープンチャネルである。アベレージゴルファーを意識したクラブで、軽くて丈夫なオリジナルシャフト「MFUSIONシャフト」を採用した。軽量化により振り抜きやすく、スイング時にシャフトがぶれにくくなるため、飛距離アップにつながるという。「GX」は「MP」ドライバーを超える受注が入っているという。

クラブのラインナップは現在、過渡期にある。国内では「ミズノ プロ」「GX」に集約していく方向だが、「MP」クラブも展開中だ。海外ではボールなどでも「MP」「JPX」を展開するが、国内モデルとの整合性などは今後の検討課題だという。

健闘しているスパイクシューズの「ジェネム」

健闘しているスパイクシューズの「ジェネム」

クラブのほかに、ウエアやグッズ類も強化・拡大していく計画だ。ウエアは機能重視のモデルに定評がある。吸湿発熱素材「ブレスサーモ」を採用したモデルや、コンプレッションアンダー「バイオギア」も展開する。健闘しているのはスパイクシューズの「ジェネム」で、定位置を占めるようになってきた。

今後はリニューアルした新ライン「ミズノ プロ」と「GX」を主体に業容拡大を目指す。グッズやウエアも含めたトータル展開で、ゴルフビジネスをとらえている。「どうしてもクラブ偏重型になるので、全体を底上げしたい」(中藤 事業部長)と考えている。