参入が増えるスポーツ施設運営ビジネス
update: 2016/04/04
デイサービスに加え、施設管理も受託したアシックス
アシックスジャパンは今年4月から、福岡県太宰府市の公共スポーツ関連施設の指定管理を受託し、事業を開始した。2年前に神戸市で9施設、昨年に山口県防府市で8施設を受託したことに続く取り組みだ。アシックスは新しい中期経営計画「アシックス・グロース・プラン(AGP)2020」において、「健康快適」を事業領域の1つに定めている。今回の取り組みも、中計に基づいた活動である。
そのほか同社は自前で、デイサービス施設「Tryus」(トライアス)の運営事業も推し進めている。本社の近く、地元の兵庫県を中心に計5施設を展開するが、関東など全国のほかの地域へも施設展開を拡大する計画だ。
スポーツ卸のエスエスケイ(大阪)も今年4月から、施設の管理運営事業をスタートした。地元・大阪の四条畷体育館、羽曳野市運動施設などの管理事業を請け負っている。グループ会社のSSKエンタープライズでは、一般企業のイベントや運動会などの企画やサポート事業を行っているが、本体のエスエスケイでは、スポーツ施設運営ビジネスが本格化し始めた。