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スノーピーク、2021年12月期 第2四半期
大幅な増収増益を達成

update: 2021/08/23

スノーピーク、2021年12月期 第2四半期 財務数値一覧(表1)

スノーピーク、2021年12月期
第2四半期 財務数値一覧(表1)

スノーピークの2021年12月期 第2四半期(1-6月)連結決算は、大幅な増収増益を達成した。活況を呈しているキャンプ市場の後押しを受け、順調な推移だった。主力の「アウトドア」「アパレル」がけん引役になった。

主力の「アウトドア」「アパレル」がけん引役に

連結売上高は116億7,300万円(77.6%増)と大きく伸ばした。売り上げの増加に伴い売上総利益も増えたため、営業利益が16億1,300万円(513.5%増)と大幅な増益となった。経常利益は17億1,300万円(591.3%増)、四半期利益は11億3,100万円(450.9%増)だった(表1を参照)。

スノーピーク、2021年12月期 第2四半期 事業別売上高(表2)

スノーピーク、2021年12月期
第2四半期 事業別売上高(表2)

事業別の売上高では、主力の「アウトドア」が96億2,000万円(81.5%増)とけん引役になった。「アパレル」も11億2,000万円(57.7%増)と好調に推移した。全事業で増収を達成した(表2を参照)。

販路別の売上高では、「直営店」が18億1,000万円(70.8%増)と増収した。自社ECは6億3,000万円(31.3%増)、EC卸が8億5,000万円(123.7%増)と大きく伸ばした。「ディーラー卸」も31億6,000万円(88.1%増)と好調な推移だった。

財務面も安定している。商品回転率の改善で、交差比率が200台後半になった。手元流動性比率は低下したが、D/Eレシオは改善している。業績の上振れを受けて、通期の業績見通しを上方修正している。連結売上高が245億円(46.1%増)、営業利益30億円(100.9%増)、経常利益30億5,000万円(96.6%増)の計画だ。