帝人フロンティア、2022年秋冬展
防風合繊スエット「フリーモ®WB」を新たに開発
update: 2021/07/19
帝人フロンティアは、2022年秋冬の機能素材展において、防風合繊スエット「freemo®WB」(フリーモ®WB)を新たに開発、提案した。着心地に優れる既存のニット素材「フリーモ」に防風機能を加え、“オールシーズン型”のニットアウターの開発を目指す。
幅広いシーズン、アイテムを網羅する狙い
防風合繊スエット「フリーモ®WB」は、“オールシーズン型”の次世代ジャージー・スエットを開発するという構想に端を発している。従来は春夏、冬、アウター、インナーなどシーズンやアイテムで使用できる素材の範囲が限られていた。「フリーモ®WB」は春夏シーズン、冬シーズンやインナー分野の一部までを、1つの素材でカバーしようという狙いだ。
素材は既存の「デルタ®フリーモ®」をベースにした。4層構造で中央に「デルタ®」主体の高捲縮加工糸を組み合わせた「デルタ®フリーモ®」は、高反発性、低ドレープのシルエットが特長。「フリーモ®WB」はその4層構造生地の“密度”を保ったまま、キルト糸で生地の中央に防風・嵩高の断熱層を作った。防風機能(通気度)は従来の2-3倍に増えた。目付は従来品とほとんど変わらない。
同社の2022年秋冬シーズン展では、新素材の防風合繊スエット「freemo®WB」に加え、定番素材も併せて提案している。ニット素材では「フリーモ®」シリーズのほか、保温機能を狙った「オクタ」や主力素材の1つ「デルタ」シリーズ、「ソロテックス」なども取り揃える。