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ウィッツ、「ダンスウィズドラゴン」2020年春夏展
シーズンテーマは「東京」

update: 2019/09/06

立ち上がり2月「原宿」の コーディネート

立ち上がり2月「原宿」の
コーディネート

ウィッツ(京都)が手掛けるゴルフウエアブランド「ダンスウィズドラゴン」の2020年春夏シーズンは、オリンピックの開催年を意識し、テーマを「東京」とした。原宿や銀座など、都内の主要都市をイメージしたモチーフを使用した。シーズン全体を通して、人気を集めている“花柄”を採用した。

課題は顧客ニーズを反映させた商品企画

同ブランドの2019年春夏シーズンの商況は、やや苦戦傾向だったという。阪急うめだ本店の店舗撤退の影響があった。大きなトレンドが見えにくくなっている市場動向があるようで、いかに顧客ニーズを商品企画に反映させていくかが、今後の課題になると思われる。

3月「銀座」の花柄レディスウエア

3月「銀座」の花柄レディスウエア

20年春夏シーズンのテーマ「東京」を基に、立ち上がりの2月は「原宿」をモチーフにした。若者が多く訪れる都市である原宿を意識し、ポップなテイストを使用。オリジナル柄のほか、パイソンや花柄も採り入れている。

「ヤッターマン」との協業企画

「ヤッターマン」との協業企画


3月は「銀座」。ネオンサインやスパンコールを使用したほか、バラやユリなどの花柄も採り入れた。4月は「ツーリズム」。オリジナルのプリント柄、動物園や両国国技館など、観光地のモチーフを使用した。なお4月はアニメ「ヤッターマン」と協業したラインも展開する。

4月の「ツーリズム」

4月の「ツーリズム」


5月は「TOKYO2020」。オリンピックからインスピレーションを得たデザインを散りばめた。同ブランドの強みであるスカルなど、メリハリのある色目やデザインのスタイリングを提案する。6月は「LOVE WORLD」。“愛”を表現したハートマークと、ブランドの特徴であるドラゴンをイメージした花やヒョウ柄をあしらった。

レディス企画では、トレンドを意識してボトムスのウエストをゴム紐付きにするなど、快適性や穿きやすさを考慮した品番を増やした。メンズでは、パンツのシルエットを弱冠、細身に仕上げている。総品番数はやや絞り込み、レディスなどで新しいアイテムを追加した。