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オッジ・インターナショナル
ゴルフウエア、2020年春夏展
各ブランドの“色目”を重視、個性発揮に注力

update: 2019/09/05

キャラクター、スヌーピーを採用した 「カステルバジャックスポーツ」

キャラクター、スヌーピーを採用した
「カステルバジャックスポーツ」

オッジ・インターナショナル(大阪市)は、同社が展開するゴルフウエアブランドにおいて、各ブランドの“色目”を重視し、個性の発揮に注力する。カジュアルラインとスポーツラインのミックス展開が当社の強みだが、さらにブランド個性を活用し、顧客の開拓に力を入れる。

差別化、住み分け狙い、カラーリングに力を入れる

同社のゴルフウエアの主力ブランドは「カステルバジャック」だが、今春からスタートしたゴルフシーンを意識した「オロビアンコ スポーツ」に加え、今秋からは同ブランドのカジュアルラインの展開も始まった。「ミラショーンスポーツ」も継続展開しており、徐々にゴルフウエア関連ブランドが充実しつつある。

今年の春夏商戦は、天候不順の影響を受け、「カステルバジャック スポーツ」を中心に苦戦傾向だった。しかし、カジュアルラインの「カステルバジャック」は堅調に推移し、全体では微減の推移だった。

2020年春夏シーズンにおいて「カステルバジャック」は、漫画のキャラクター、スヌーピーを採用したアイテムを投入する。根強いファンが存在するキャラクターとの協業アイテム。新規の顧客を取り込むことも視野に入れている。

徐々に拡販が進んでいる 「オロビアンコ スポーツ」

徐々に拡販が進んでいる
「オロビアンコ スポーツ」

「オロビアンコ スポーツ」はゴルフ専門店の有賀園をはじめ、百貨店に出店する「カステルバジャック」のショップ内で展開するなど、規模は小さいが着実に業容が拡大している。新たに加わったカジュアルラインと共に、販路の拡大を進めている。

各ブランドの“色目”を活かし、個性を発揮 (写真は「ミラショーンスポーツ」

各ブランドの“色目”を活かし、個性を発揮
(写真は「ミラショーンスポーツ」


「ミラショーンスポーツ」は「カステルバジャック」と合体したショップを数店舗、展開中だ。「オロビアンコ」同様、有賀園や百貨店のインショップにおいて、取り扱いを増やしつつある。

直営店舗も徐々に増えている一方で、従来型の卸ビジネスも健闘している。売上比率は全体の30%程度だというが、ブランドの安定的な運営には欠かせない販路だ。ブランドの個性発揮を目的とした色目のデザイン強化、新規客開拓も含めた卸の拡充が、当面の取り組み課題である。