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ウィッツ、2019年春夏展
「ダンスウィズドラゴン」──百貨店フロアをイメージ
「トヴホ」──世界観が徐々に浸透

update: 2018/09/10

「ダンスウィズドラゴン」。 2月展開の「ハーシーズ」 との協業モデル

「ダンスウィズドラゴン」。
2月展開の「ハーシーズ」
との協業モデル

ゴルフウエアブランドを手掛けるウィッツ(京都)の2019年春夏展示会。主力ブランドの「ダンスウィズドラゴン」では、百貨店の各フロアをイメージしたデザインを採り入れた。また、キャラクターとの協業アイテムも企画した。「トヴホ」は徐々に売上規模が拡大してきている。

2018年度業績は増収増益に

「ダンスウィズドラゴン」。 漫画「プロゴルファー猿」との協業企画

「ダンスウィズドラゴン」。
漫画「プロゴルファー猿」との協業企画

2018年度(2018年6月期)の業績は売上高11億9,500万円(0.3%増)で微増収だった。経常利益では増益を達成した。今期は店舗の撤退などを予定しているため、微減収あるいは横ばいの計画である。海外の香港店がオープン以降、健闘しているほか、国内ショップも堅調な推移だという。

主力ブランドの「ダンスウィズドラゴン」では、百貨店の各フロアをイメージしたデザインが特徴。シーズン立ち上がりの2月では、“デパ地下”をイメージしたデザインを採用した。米国のチョコレート会社である「ハーシーズ」のブランドロゴを散りばめたウエアなどを企画した。同ブランドのアパレルの本格的なライセンス展開は初めてだという。

「トヴホ」。 徐々にファン層が増え始めた

「トヴホ」。
徐々にファン層が増え始めた


3月は店内の案内板や標識をデザインに採り入れた。色目は2月同様、白・黒・黄・ブルーを使用している。4月はおもちゃ売り場、書籍コーナーをイメージしたデザイン。今まで以上にクーリングや紫外線対策、ストレッチ性などの機能面を意識した。5月はスポーツ売り場。ユニフォーム柄などアスレチック系ウエアのデザインを意識した。また、漫画「プロゴルファー猿」のキャラクターとの協業アイテムも企画した。6月は屋上をイメージ。7月は端境期アイテムで、カモフラージュや花柄などのプリント物を提案する。

「ロックデュード」。 注目度が高い「muta」ブランドとの協業品

「ロックデュード」。
注目度が高い「muta」ブランドとの協業品


和テイストが特徴の「トヴホ」は徐々に売り上げが伸びてきた。藍色をベースにシンプルなロゴと色目、デザインが特徴。個性派の専門店などを中心として、着実にファンを増やしつつある。きれい目のストリートテイストが特徴の「ロックデュード」もコアなファンを開拓している。「muta」ブランドとの協業アイテムの評価も高い。