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ユニチカトレーディング
2018年春夏シーズン 機能素材展
「複合」テーマに2素材を軸に提案

update: 2016/11/21

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「クールアート・20」──防透け機能を強化

2つ目の柱素材は、「クールアート・20」。中空糸と太陽光を遮断するセラミック含有ポリマーを使用した防透け機能を持つ。ポリエステルのフィラメントを使用している。可視光線のほか、紫外線の防透け効果も期待できるようだ。用途はシャツやパンツ、学販などを想定しており、水に濡れても透けにくい。

そのほか、難燃性素材の「ミューロン®‐FR」や、ポリエステル素材の改質加工技術である「低温プラズマ加工」なども、“テクニカルプロモート素材”として提案する予定。「低温プラズマ加工」は、半永久的に防汚性や吸水性、静電性などをポリエステル素材に付加することができる。ただし、価格が高い点がネックだ。また、ユニフォーム用途に「スレン染色」も提案。主にセルロース系繊維の染色に用い、高堅牢度を得ることができる。

同展示会では、新素材のほか、製品による展示にも力を入れる。出展数も前回より増やす計画だ。来場者がより分かりやすいよう工夫する。東京展(サンライズビル東京、3F)は11月22-24日、大阪展(つるやゴルフ本店、8Fスカイホール)は12月8-9日の開催予定。