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大阪・梅田「イーマ」3階フロア
個性派アウトドアブランドが集結(中)

update: 2015/04/21

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機能性とデザイン性の 両立を意識する 「マムート」

機能性とデザイン性の
両立を意識する
「マムート」

大阪・梅田のファッションビル「イーマ」(大阪市北区梅田)の3階フロアに集積する個性派アウトドア系ブランド。西日本初や、既存店舗を移設リニューアルしたケースも見られる。主なブランドショップを紹介する。

心斎橋店を移設した「マムート」

「マムート」。キッズモデルも展開する

「マムート」。キッズモデルも展開する

マムートスポーツグループジャパン(東京)が手掛ける「MAMMUT」(マムート)は、既存店の心斎橋店を移転し、リニューアルオープンした。やはりアウトドアの個性派ブランドが集積するというフロア環境が魅力的だったようだ。「既存のアウトドアの集積ではないフロアに展開したいと考えていた。『イーマ』と方向性が合致した」(木田林太郎 リテール マネージャー)。

米国発のアウトドアブランドが多い中、欧州・スイス発のブランドとして、「ニッチなところを発信したかった」(木田マネージャー)。ショップ面積は43坪と広く、東京・表参道と同じ品揃えだ。

梅田地区内の周辺商業施設には、同ブランドのショップインショップが点在するが、既存売り場の顧客を取り込むつもりはないという。主要顧客は20代後半から40代なかばの男性と想定。「アークテリクス」同様、山好きの新しい顧客をターゲットにしているが、「ファッション由来の新しい客層」(木田マネージャー)を想定する。寝袋も店頭に揃える予定で、本格的なアウトドアブランドとしての発信を強める。カップル客──レディスの取り込みも意識している。

そのほか、キッズ関連商材も展開。ギフト需要も想定している。売り上げを確保することは重要で第一義であることに変わりはないが、効率だけを追求するわけではないようだ。「きちんと世界観を演出する」(同)という。