ゴールドウイン、2つの新業態を含む3ショップを集積した新店舗が東京・恵比寿にオープン──「THE NORTH FACE CAMP」「PLAY EARTH KIDS」「NEUTRALWORKS.」
update: 2022/11/14
レンタルサービスでキャンプのすそ野を広げる試みも
「THE NORTH FACE CAMP」は、「ザ・ノース・フェイス」ブランド初の“キャンプ特化型”業態。既存店である「昭島アウトドアヴィレッジ店」(東京都昭島市)の要素を継承している。自社品のほか、セレクト品としてキャンプ関連の他ブランド製品も品揃えする。商品構成比率は、自社品が80%、セレクト品が20%だ。テーマやシーンに合わせて売り場を構築する編集力が強みの同ブランド。今回は“キャンプ”に着目した。
初の試みとして、キャンプ関連商品のレンタルサービスを実施している。レンタル期間は1週間単位で、最長は2週間。テントなどのキャンプ用品を貸し出す。購入やレンタルを検討しているユーザーには、テントの設営など使用方法を専任スタッフがレクチャーするサービスも提供する。本格的なキャンプというよりも、新規顧客を開拓して“すそ野”を広げる意味合いが強いようだ。
「PLAY EARTH KIDS」は、子供服の古着を買い取り、リペアやアップサイクルした後に再販するという新業態で、サステナブル・レーベル「GREEN BATON」(グリーンバトン)の名前で展開する。古着が基になっているため、一点物の製品だ。「GREEN BATON」の展開店舗としては第一号店である。また、「NEUTRALWORKS.」は“アスレチック”を切り口にした既存の業態。常設のトレーニングルームもあり、パーソナルトレーニングも受けられる。
物販と時間消費とサービスの提供──使い古された言い回しだが、“モノ、コト、場”を体現した新業態だ。春夏はキャンプ、秋冬は冬物アパレルがメーンになると想定。ベースはライフスタイルである。