TOP > 財務分析レポート > エスエスケイ、2026年7月期(非上場)──...

エスエスケイ、2026年7月期(非上場)──「ライフスタイル」カテゴリーが苦戦し減収、粗利率の改善が進み黒字を回復

update: 2026/10/23

エスエスケイ(非上場)の2026年7月期は減収したが、 黒字を回復した。自社製品が健闘した (写真は「ヒュンメル」)

エスエスケイ(非上場)の2026年7月期は減収したが、
黒字を回復した。自社製品が健闘した
(写真は「ヒュンメル」)

 スポーツ卸のエスエスケイ(非上場)が10月22日に開示した2026年7月期(第77期、2025年7月21日―2026年7月20日)決算は、主力の「フットウェア」や「アパレル」の苦戦が影響し、減収となった。在庫の適正化が進んだため売上総利益率(粗利率)が改善し、前年度の損失計上から黒字回復した。

自社製品の売上比率が20%を超える

エスエスケイ、2026年7月期 財務数値一覧(表1)

エスエスケイ、2026年7月期
財務数値一覧(表1)

 売上高は427億5,500万円(5.8%減)の減収に至った。売上総利益率(粗利率)は18.8%(2.4ポイント増)と改善した。卸の主力ブランドの取扱終了の影響も残ったが、同時に在庫の適正化も進んだ。販管費率は微増したが、粗利の増加が上回り、営業損益は3,000万円(前期は7億4,900万円の損失)の利益を計上し、黒字回復した。

 経常損益も3億9,900万円(前期は4億1,000万円の損失)の利益を計上した。当期純利益は、前期に有価証券の売却益を計上した反動もあり、2億8,200万円(61.2%減)の減益となった(表1を参照)。

 部門別の売上高では、「アスレティックスポーツ」が160億5,000万円(3.3%増)と堅調に推移。主力の「野球」が健闘し、「サッカー」は苦戦した。「ラケットスポーツ」や「スクールスポーツ」もプラス成長した。一方、「ライフスタイルスポーツ」は267億400万円(10.6%減)と苦戦した。「フットウェア」が161億3,200万円(12.2%減)と苦戦。「アパレル」も55億4,300万円(20.3%減)と伸び悩んだ(表2を参照)。

エスエスケイ、2026年7月期 部門別売上高(表2)

エスエスケイ、2026年7月期
部門別売上高(表2)

 今期から、「営業本部会」に替わり「営業統括本部」を新設し、「迅速な意思決定と実行力の実現」に取り組み始めた。各部門を横断した組織体で、専門性の深掘りや顧客への適切な提案など、ビジネスの精度をより高めていく狙いがある。在庫の適正化政策も同本部で統括する。

 通期の業績見通しは、売上高427億円(0.1%減)、営業利益1億3,000万円(333.3%増)、経常利益4億8,400万円(21.3%増)、当期純利益3億1,500万円(11.7%増)。微減収増益を計画している。「事業の質的改善、中期的な成長の準備期間」(佐々木恭一 代表取締役社長)に位置付け、高収益体質の構築を目指す。