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ゴールドウイン
今秋、「チャンピオン」が好調に推移
西田社長、消化率改善に手応え

update: 2013/12/02

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在庫改善に手応え

在庫の適正化に手応えを感じている 西田明男社長

在庫の適正化に手応えを感じている
西田明男社長

同社は今年の上期(2014年3月期 第2四半期)において、増収増益を達成した。また、売上総利益率も0.5ポイント増えて41.6%に改善した。期首からの店頭消化計画を厳密に策定する発注流動改革が功を奏している。

期末の棚卸資産、いわゆる在庫は前年同期比で0.6%減にとどまったが、直営店など展開店舗が増えているため、実質、流通在庫は増えた計算だ。それでも棚卸資産が横ばいにとどまったということは、消化率が高まった証拠である。「店頭のプロパー(定価)商品の消化率が改善している。いかにシーズンの持ち越し在庫を少なくするかが発注流動におけるポイント」(西田明男 代表取締役社長)だと語る。

小売店の店頭在庫も自社の在庫としてカウントし、より厳格に棚卸資産の管理を行っている。消化率の悪い商材は一旦引き取り、再度消化の良い売り場に配置するなど細かく管理している。こうした取り組みに対する「小売店の理解も深まっている」(西田社長)ようで、発注流動改革に手応えを感じているようだ。

アウトドアという秋冬物を主力にする同社にとって、第3四半期(10-12月)は重要な時期に当たる。11月からの動きも堅調で、通期も増収増益の見通しを立てている。