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住友ゴム工業、2024年12月期 第1四半期「スポーツ事業」──増収減益に

update: 2024/05/24

住友ゴム工業、スポーツ事業 2024年12月期 第1四半期 数値一覧(表1)

住友ゴム工業、スポーツ事業 2024年12月期
第1四半期 数値一覧(表1)

住友ゴム工業の2024年12月期第1四半期(1-3月)の「スポーツ事業」は、増収減益となった。北米や日本においてゴルフクラブが健闘した。昨年12月に発売した主力ゴルフクラブの新モデル「ゼクシオ13」も順調に売り上げを伸ばしているという。

「ゼクシオ13」が順調な推移

売上収益は367億円(3.4%増)で、過去最高額を更新した。「ゼクシオ13」が日本や北米などで健闘したことが後押しになったようだ。事業利益は42億円(23.6%減)と2ケタの減益に至った。円安に伴う海外製造のコスト増が影響した。

地域別の売上収益は、「日本」が93億円(12.0%増)と2ケタの伸び。「北米」も129億円(4.0%増)と堅調な推移だった。「欧州」は58億円(3.6%増)と健闘した。「アジア」が72億円(6.5%減)と苦戦した。

上半期(1-6月)の業績は、売上収益745億円(9.4%増)、事業利益80億円(25.0%増)で、増収増益を計画している。通期の業績予測は、売上収益1,315億円(3.9%増)、事業利益110億円(12.0%減)の増収減益。将来を見据えた経費などの増加で減益になる見通しだ。