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アシックス、2022年12月期 第2四半期は増収減益に

update: 2022/08/15

アシックスの2022年12月期第2四半期は 増収減益。主力のパフォーマンスランニングが けん引役になった (画像は説明資料から抜粋)

アシックスの2022年12月期第2四半期は
増収減益。主力のパフォーマンスランニングが
けん引役になった
(画像は説明資料から抜粋)

アシックスの2022年12月期 第2四半期(1-6月)連結決算は、増収減益となった。パフォーマンスランニングがけん引役になった。地域別では北米や欧州が健闘した。日本市場が苦戦した。

主力の「パフォーマンス ランニング」がけん引

アシックス、2022年12月期 第2四半期 財務数値一覧(表1)

アシックス、2022年12月期
第2四半期 財務数値一覧(表1)

連結売上高は2,250億800万円(7.4%増)。主力の「パフォーマンス ランニング」が健闘した。売上総利益率(粗利率)は49.5%(0.8ポイント減)と微減。販管費率が増加し、営業利益は191億6,600万円(20.1%減)の減益となったが、計画値を上回った。経常利益は189億7,900万円(23.4%減)の減益だった。

地域別の売上高では、「北米」が476億円(11.3%増)と2ケタの増収を達成した。特に主力の「パフォーマンスランニング」が2ケタ増と好調だった。「欧州」は630億円(9.0%増)とプラス成長。「中華圏」は289億円(3.4%増)と堅調な推移だった。アシックスジャパンが308億円(17.8%減)と苦戦した。

アシックス、2022年12月期 第2四半期 部門別売上高(表2)

アシックス、2022年12月期
第2四半期 部門別売上高(表2)


重要強化ポイントで主力にしている「パフォーマンス ランニング」が売上高1,232億円(13.5%増)と好調な推移だった。「コアパフォーマンススポーツ」は同235億円(0.4%増)と前年同期比並み。「スポーツスタイル」が同185億円(8.2%増)と堅調な推移だった。「オニツカタイガー」は同196億円(6.5%減)と苦戦した。

第2四半期の推移を受けて、通期の業績見通しを上方修正している。連結売上高が4,600億円(400億円増)、営業利益270億円(40億円増)、経常利益260億円(35億円増)、当期純利益180億円(45億円増)の見通しだ。