adidas AG 2022年12月期 第1四半期 連結決算
アジア地域が伸び悩み微増収、減益に
update: 2022/05/20
adidas AG(アディダス社)の2022年12月期第1四半期(1-3月)の連結決算は、アジア地域が伸び悩み微増収、減益となった。Greater China(中華圏)を中心にアジア地域が苦戦した。欧米地域は堅調な推移だった。
Greater Chinaが苦戦
連結の売上収益は、53億200万ユーロ(約7,104億6,800万円、1ユーロ=134円で換算)、0.6%増と微増収。売上総利益率(粗利率)は49.9%(1.9ポイント減)と低下した。販管費率が増加したこともあり、営業利益が4億3,700万ユーロ(約585億5,800万円、同)、38.0%減の減益となった。
税引前利益は4億1,100万ユーロ(約550億7,400万円、同)、38.5%減の減益。四半期純利益も4億8,200万ユーロ(約645億8,800万円、同)、13.6%減の減益に至った。
地域別の売上高では、主力の「EMEA」(欧州・中東・アフリカ)が19億3,500万ユーロ(約2,592億9,000万円、同)、9.3%増と堅調に推移した。「North America」(北米)が14億200万ユーロ(約1,878億6,800万円、同)、21.2%増と好調な推移だった。「Greater China」が10億400万ユーロ(約1,345億3,600万円、同)、28.4%減と苦戦した。日本を含む「Asia-Pacific」(アジア・太平洋)地域も5億600万ユーロ(約678億400万円、同)、16.0%減と伸び悩んだ。