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アシックス、ウエルネス事業を強化・拡大へ──独自のアプリ、システムを一元管理

update: 2023/01/27

独自のプラットフォーム 「アシックスウエルネスデータプラットフォーム」 (イメージ図)

独自のプラットフォーム
「アシックスウエルネスデータプラットフォーム」
(イメージ図)

アシックスがウエルネス事業を強化、拡大する。エンドユーザーの健康増進を支援する独自のプラットフォーム「アシックスウエルネスデータプラットフォーム」を開発、より効率良く健康維持に取り組める仕組みを構築した。

「データ分析事業」など新規のデータビジネスの開発も模索

利用者の健康増進を全方位的に支援する「ASICS WELLNESS DATA PLATFORM(アシックスウエルネスデータプラットフォーム)」(AWDP)では、2020年1月から本格展開している同社独自の健康増進プログラム「アシックスヘルスケアチェック」(AHCC)の利用利益などのデータ分析やその管理が速やかに効率的に実施できるようになった。各個人の健康状態により適したサービスの提供が可能になった。

「AWDP」の特長は、「AHCC」の測定結果や同社のアプリ「アシックスウェルネスコンサルタント」などの複数のデータ管理とその提供が可能。従来、展開していたソフトやサービスを一元化し、体系化した点が特徴の1つだ。過去のデータを棒グラフなどで可視化し、より分かりやすく利用しやすく改善した。

そのほか、「AHCC」の測定結果を基にしたソリューションの提供、行動変容もサポートすることができる。具体的なトレーニング内容やセミナーなどへの参加を提案する。ユーザー間で特定のイベントも開催することもできる。

同社では現在、企業や自治体を対象に、新しいプラットフォーム「AWDP」の活用を提案しているところだ。2022年は、約5,600人の測定を実施した。対象は「健康経営」を重視する企業。今後はより“パーソナライズ化”を進め、「データ分析事業」など新規のデータビジネスの開発も模索する。