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盛り上がりを見せた銀座ファッションウィーク
デニムの力で日本を元気にするイベント

update: 2012/03/27

米倉涼子さん(左) 枝野幸男経済産業大臣と東北から招待された子供達(右)

米倉涼子さん(左)
枝野幸男経済産業大臣と東北から招待された子供達(右)

3月21日から1週間開催された「銀座ファッション」ウィークのテーマは「ジャパンデニム」。三越と松屋の銀座店ではデニムを使用したありとあらゆるジャンルの商品が展開された。ジーンズ単品というよりは、デザイナー企画のデニムワンピースなどの婦人服、子供服、帽子や扇子、小物類、そして和服などまでの豊富さ、この2店は青いデニムの色調でうずめつくされた感があった。そしてハイライトは、歴史上初めてとなる銀座の大通りでの野外ファッションショーだった。枝野幸男経済産業大臣もモデルで登場するという盛り上がり、そのいきさつと背景はこうだ。

もともとは、西銀座地区などに負けないように三越と松屋の銀座店が、仲よくコラボしてスイーツなどの共同企画を打ち出して好評だった昨年の企画に続く第二弾目の位置づけだった。松屋常務執行役員の太田伸之氏が、デニム商品の若々しい活力に目をつけ、企画の中軸となるべきデニム生地メーカーのカイハラの貝原良治会長にも相談、日本ジーンズ協議会加盟のエドウイン、ベティスミス、YKKファスニング社などの協力もあって催しの巾出しが実現した。ミキハウス、撫松庵(和装)など他の業種からの協力もあった。

そして、ヨーロッパの前例にならって、都市の中心街で路上ファッションショーを実現するという大きな挑戦も実現できた。天下の国道の通行を4時間近くも止めて路上で着替えのテントを敷設するなどのショーイベントを行うためには、東京都庁、警視庁、消防などへの熱心な説得努力が必要だった。今回は震災からの復興というテーマにはデニムファッションのような前向きの活力も必要という意義つけもあったようだ。

心配された雨もほぼ上がり、約160名のプロモデルたちが新しいコンセプトのデニムファッションを披露した。ゲストモデルに女優の米倉涼子さんも駆けつけデニムの着こなしを披露。さらに枝野経済産業大臣もヨージ・ヤマモトのデニム上下を着こなし、RIP SLYME・SUさんとも震災の東北から招待された子供たちの手を引いてレッドならぬブルーカーペットの上を歩いた。「銀座ランウエイ」と名付けられたこの路上ファッションショー、何しろ歩く距離が長い。約100メートル以上の路上を片道だけ歩く方法もとられたため、必要なプロモデルの数もおびただしかった。制作に協力したのは、織田ファッション、杉野服飾大、東京ファッション専門学校、文化服装、目白ファッションの5校だった。

ともあれ、企画の決定から短時間での行政認可の取り付け、学校側への協力要請などを経て、前代未聞の「夢」の実現が達成されたこの催し、東日本大震災から一年が過ぎた今、 “東京をアジアのクリエイティブ・ハブとする「CREATIVE TOKYO」構想”の一環として同ショーを位置付け、銀座から“ファッションで日本を元気にしよう”というメッセージを強く発信していた。

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