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デカトロンジャパンが日本初出店
兵庫・西宮市に1号店

update: 2019/04/01

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エリック、ジャパン社社長「スポーツにパッションを感じるユーザーに発信したい」

「スポーツにパッションを持った 日本のユーザーへアピールしたい」と語る ギナール・エリック社長

「スポーツにパッションを持った
日本のユーザーへアピールしたい」と語る
ギナール・エリック社長

ターゲット層についてエリック社長は、「スポーツにパッションを感じるユーザー。そうした日本のお客さんに我々の商品をアピールしたい」と説明する。「デカトロン西宮店」では、日本人やフランス人など「総勢60人のスタッフを採用した」(オンヒナート・バート店長)。エリック社長も「スタッフについても、スポーツにパッションを持っている人材を採用したい」と語る。

コンペティターについては、「我々はスポーツ小売店なので、ゼビオやヒマラヤ、モンベルといったスポーツ専門店が競合相手になる。非常にチャレンジングなマーケットだと認識している」(エリック社長)と説明した。

廉価な上代設定の商材が多い「デカトロン」だが、阪急西宮ガーデンズはファッションを主体に高品質の商材を扱うテナントが多く、比較的客単価も高い。マーチャンダイジングにおいて、齟齬をきたすことはないのか? という質問にエリック社長は、「『デカトロン』はラグジュアリーブランドではない。我々がこれまで取り組んできたように、低価格でよりよいスポーツ用品を提供することに変わりはない。1号店では照明を替え、什器や売り場エリアなどにも工夫を凝らしている。阪急西宮ガーデンズの顧客にも気に入ってもらえると考えている」と返答した。

エリック社長の指摘通り、アパレルやシューズにおいて5,000円以下の廉価な商材も少なくない。ゼビオやアルペンなど、既存のスポーツ小売店と比べると、価格訴求力は高いと考えられる。アウトドア専門店、モンベルと比較しても、廉価な設定である。製品の機能性やデザインについて、日本のユーザーにどこまで受け入れられるかがポイントの1つだろう。