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大阪・梅田に「lululemon LUCUA osaka」が関西初出店
“顧客とのつながり”を重視した店舗運営

update: 2018/11/02

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“Pull”型ビジネスで、ファンを増やす

日常シーンを意識したコーディネートも発信する

日常シーンを意識したコーディネートも発信する

新店舗では、定期的にヨガ関連イベントを開催する。初めに物販ありきではなく、顧客とのコミュニティー(共同体)を構築することに重きを置くためだ。ゆくゆくはそれが売り上げにつながるという考え方である。

「我々は店舗スタッフの事を“エジュケーター”(教育者)と呼び、顧客(カスタマー)の事を“ゲスト”と呼んでいる。物を売るのではなく、商品の機能性を教える事が仕事で、コーディネートして売り込む事ではない。だからエジュケーター達には、『物を売るな』と話している。心斎橋のショールームでは、来店の“きっかけ作り”をお手伝いしている」(リー上席副社長)。売り込みをかけるPush(プッシュ)型ではなく、「われわれのビジネスモデルは(顧客主体の)Pull(プル)型」(同)だと説明する。

ケン・リー アジア上席副社長は 「われわれのビジネスモデルは(顧客主体の)Pull型」 だと説明する

ケン・リー アジア上席副社長は
「われわれのビジネスモデルは(顧客主体の)Pull型」
だと説明する


米国市場において、「lululemon」ブランドの坪効率は“ファッションブランド”カテゴリーで第1位だという。総合でも、1位のApple(アップル社)、2位のティファニーに次いで3位にランク付けされている。同市場におけるコンペティターは「アップル」で、既存店と隣合わせで出店しているケースが最も多いそうだ。「ワクワク感を売るという点で、アップルと共通している」(リー上席副社長)と自己分析する。