国内ベースボール市場 2013年シーズン(下)
ブランド観、独自の機能性で差別化狙う
update: 2013/09/19
デサント、新しいチーム受注システムで差別化
デサントのベースボールは1-7月で3%減と苦戦した。アンダーシャツやセカンダリーユニフォームは好調だが、草野球層の試合ユニフォームの減少が影響した。差別化策として14年シーズンから本格展開するのが、新しいチームオーダーユニフォームのシミュレーションシステム。画面において、完成品に近いマーキングデザインを見ることができる。
プロ球団の東北楽天ゴールデンイーグルス、千葉ロッテマリーンズとウエア契約を交わしており、そのレプリカ類が好調。パーソナルユースのトレーニングウエア「XGN」もプロの着用を通じ、認知を広めつつある。こうした流れを活かし、ボリュームの汎用性トレーニングウエアまで購買をつなげていこうとしている。
用具類は長年の課題である。プロモーションの面からも、選手と関わりを持つには用具が不可欠。トレーニングアイテムである「コウノエベルト」を使いたいというプロ選手もいるという。