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住友ゴム工業、スポーツ事業 2021年度 第3四半期
2ケタの増収、黒字を回復

update: 2021/12/16

住友ゴム工業、スポーツ事業 第3四半期数値一覧(表1)

住友ゴム工業、スポーツ事業
第3四半期数値一覧(表1)

ゴルフクラブ「ゼクシオ」やテニスラケットを手掛ける住友ゴム工業の「スポーツ事業」の2021年度第3四半期(1-9月)の業績は、2ケタの増収を達成すると共に、前年同期の損失計上から黒字回復した。コロナ禍からの売上回復、ゴルフ場の利用者数の増加などがプラスに働いた。

主力のゴルフビジネスが復調

「スポーツ事業」の売上収益は761億200万円(52.8%増)と大きく回復した。事業利益は71億6,400万円(前期は18億6,100万円の損失)と黒字を回復した。「ゼクシオ」「スリクソン」などのゴルフ用品は、コロナ禍の収束に伴い売り上げが回復したほか、三密を避けるアウトドアスポーツとしてゴルフが注目されたこともあり、プレーヤー数が増えるというプラス要素も後押しした。

主力のゴルフビジネスが復調した

主力のゴルフビジネスが復調した

「ダンロップ」などテニス用品も同様に回復し、売上収益は前年同期を上回った。ウエルネス事業はコロナ禍の影響を受けたものの、売上収益は前年同期を上回った。事業利益は前年の損失計上から一転し、利益確保を実現した(別表を参照)。

第3四半期の健闘を考慮し、通期の業績予測を上方修正している。売上収益は980億円(39.0%増)と増収する見通しだが、事業利益は70億円(前期は7億円の損失)と手堅く見積もっている(別表を参照)。