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美津濃、2021年3月期 第3四半期決算
2ケタの減収減益に

update: 2021/02/08

マウスカバーなどが健闘を見せた

マウスカバーなどが健闘を見せた

美津濃(ミズノ)の2021年3月期(2020年度)の第3四半期連結決算は、コロナ禍の影響が続いたこともあり、2ケタの減収減益となった。マウスカバー(マスク)やワーキングビジネスは健闘した。難しい市況下だったが、利益を確保するに至った。

マウスカバー、ワーキングビジネスが健闘

美津濃、2021年3月期 第3四半期 財務数値一覧(表1)

美津濃、2021年3月期 第3四半期 財務数値一覧(表1)

連結売上高は1,067億3,500万円(13.0%減)と減収。売上総利益率(粗利率)は40.4%(1.1ポイント減)と低下した。販管費率が39.0%(1.1ポイント増)と上がったこともあり、営業利益が14億4,800万円(67.0%減)の減益となった。経常利益も同様に、26億4,800万円(40.5%減)と減益に至った(表1を参照)。

地域別の売上高は、主力の「日本」が726億円(12.5%減)。「米州」は137億円(9.9%減)とやや下げ幅が少なかった。「欧州」は101億円(11.4%減)。「アジア・オセアニア」が103億円(21.4%減)と苦戦した。

美津濃、2021年3月期 第3四半期 セグメント別売上高(表2)

美津濃、2021年3月期 第3四半期 セグメント別売上高(表2)


品目別の売上高では、「アパレル」が347億円(2.5%減)と難しい市況下で健闘した。「フットウェア」(シューズ)が292億円(20.0%減)と苦戦した。「イクイップメント」(用品類)は248億円(13.0%減)、「サービス・その他」は181億円(18.1%減)と2ケタの減収となった(表2を参照)。

昨年11月に公表した通期の業績見通しに修正はない。連結売上高1,500億円(11.6%減)、営業利益15億円(76.1%減)、経常利益25億円(58.8%減)、当期純利益15億円(67.6%減)を計画している。