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主要上場スポーツメーカー業績レビュー、③ Under Armour,Inc.
売上規模が拡大するも、利益が伸び悩む

update: 2021/01/25

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通期も損失計上の見通し

2020年度はコロナ禍の影響もあり、苦しい状況だ。前述の通り、第3四半期時点で2ケタの減収、6億6,900万米ドル(約722億5,200万円、同)の営業損失を計上している。第3四半期(7-9月)で最も回復している地域は「EMEA」(欧州・中東・アフリカ)で、30.5%増。日本を含む「Asia-Pacific」(アジア・太平洋)も15.5%増と2ケタの増収だった。主力の「North America」は5.3%減と伸び悩んだ。

通期の業績見通しでは、売上収益は2ケタ後半の減収になると見ている。「北米」の苦戦が影響している。8億米ドル程度の営業損失を計上する見通しだ。主力地域の「北米」、及び主力商材の「Apparel」の復調がカギを握っている。