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ゴールドウイン、2021年3月期 第2四半期
当初予測を上方修正、減収するも利益を確保

update: 2020/11/09

ゴールドウイン、2021年3月期 第2四半期 財務数値一覧(表1)

ゴールドウイン、2021年3月期 第2四半期
財務数値一覧(表1)

ゴールドウインの2021年3月期第2四半期(4-9月)の連結決算は、減収するも業績は当初予測を上回り、利益を確保するに至った。主力のアウトドアが卸、直営両面で健闘した。

主力のアウトドア事業が順調に回復

連結の売上高は315億5,800万円(23.3%減)。2ケタの減収だったが、主力の「ザ・ノース・フェイス」が各チャネルで順調に回復したため、当初予測の276億円を上回った。利益面は、損失計上の見通しだったが、営業利益12億3,600万円、経常利益13億9,500万円を確保するに至った(表1を参照)。

ゴールドウイン、2021年3月期 第2四半期 ブランド別売上高(表2)

ゴールドウイン、2021年3月期 第2四半期
ブランド別売上高(表2)

部門別売上高は、主力の「アウトドア関連」が260億5,200万円(13.8%減)。7-9月は前年同期比96.5%とほぼ前年並みに回復した。「アスレチック関連」は昨年のラグビーワールドカップの反動減を考慮していたため、ほぼ想定通りの推移だった(表2を参照)。

コロナ禍による自粛要請もあり、EC需要が急速に伸びた。売上比率は約10%まで増加しており、通期では12.0%(3ポイント増)とさらに拡大する見通しだ。

通期の業績見通しに変更はない。連結売上高が840億円(14.2%減)、営業利益81億円(53.7%減)、経常利益96億円(41.4%減)。部門別では「アウトドア関連」が704億円(9.6%減)、「アスレチック関連」が89億円(37.7%減)、「ウインター関連」が21億円(20.6%減)。